サイバーエージェント、AIでGoogleショッピング広告における承認率を大幅改善[ニュース]
サイバーエージェントは、インターネット広告事業において、グーグルが提供するGoogleショッピング広告における承認率の大幅改善によってインプレッション数を最大化させるサービス「FEED自動承認AI」を開発し、提供を開始した。
出典:同社プレスリリース
Googleショッピング広告は、広告主企業のショップとアイテム情報をアップロードし利用するツール「Google Merchant Center」上に、大量のアイテム情報をアップロードし広告配信を行うものだが、グーグル の審査基準や使用条件を満たしていない商品は不承認とり、広告配信に至らず機会損失を招いてしまうことが頻発している。
また、不承認を解消するためには、商品ごとの不承認理由をひとつひとつ確認し修正を行う必要があり、甚大な工数と時間を要するため修正が追いつかないケースも多く存在している。
同サービスは、不承認とされた商品において、商品ごとの不承認理由に適した処理を自動で行うことができ、また画像内にプロモーションテキストが含まれていることによる不承認の場合には、商品画像はそのままに、プロモーションテキストのみをAI技術を用いて自動的に除去することができる。また、背景や商品画像上のプロモーションテキストについても、AIによって馴染ませながらテキスト除去を可能にする。
先行テストでは、同サービス導入で画像の承認率が向上したことにより広告配信可能アイテム数が増加し、導入前後比で110%~120%のCV数増加を実現したとのことだ。
出典:同社プレスリリース
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。