アドビ、Frame.ioを買収し、Creative Cloudに機能統合[ニュース]
アドビは10月7日、クラウドベースのビデオ制作コラボレーションプラットフォームのリーディングカンパニーであるFrame.ioの買収が完了したことを発表した。
アドビは、Adobe Photoshop、Adobe Premiere Pro、Adobe After Effectsなど業界をリードするビデオ編集製品と、Frame.ioが持つクラウドベースのレビューおよび承認機能を組み合わせることで、クリエイティブなプロセスを劇的に加速する、エンドツーエンドのビデオプラットフォームを実現する。
100万人以上のユーザーを擁するFrame.ioは、ビデオ編集者とそれ以外の重要な映像プロジェクト関係者がクラウドファーストのワークフローでシームレスにコラボレーションすることを可能にし、ビデオ制作プロセスを効率化する。
Frame.ioの買収により、アドビは既存のパートナーエコシステムとも連携しながら、ビデオ編集者以外を含む広範囲の顧客、チーム、企業へと商機を拡大する機会を得ることとなる。なお、Frame.ioの買収後も、アドビは自社アプリケーションに限定することなく、現在のクリエイティブエコシステムに含まれるサードパーティアプリケーションとのコラボレーションを継続して進めていくとのことである。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。