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楽天2021年4-6月期決算、広告事業売上収益は381億円で前年同期比26.2%増[ニュース]

 

楽天は、2021年4-6月期の決算結果を公表した。該当四半期の広告事業売上収益は381億円で前年比26.2%増と高い水準の成長となった。

 

出典:楽天IR資料

 

同社EC事業の好調を受け楽天市場など、楽天グループ内における広告売上高が順調に拡大した。楽天グループ内部の広告在庫に対する、楽天市場出店店舗等の広告出稿による売上収益(下図左下)は、前年比30%増と高い水準で成長した。

また、楽天市場への出店を行っていない、外部広告主の広告出稿による売上収益は前年比25.3%増と順調に拡大したという。

出典:楽天IR資料

 

同社によると、強みのデータを活用した、オフラインマーケティングが拡大しており、今後も同社が持つ1億以上の楽天会員とそのユーザーIDに基づくオンライン・オフライン双方のデータを活用したマーケティングソリューションの提供を強化していく模様である。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長  

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。