インターネット広告事業は806億円、前年比10.8%増-サイバーエージェント21年9月期第2四半期決算-
サイバーエージェントは1月27日、2021年9月期第2四半期の決算発表を行った。
該当四半期である2021年1-3月全体売上は、1,634億円で前年比26.6%増。主力のインターネット広告事業とゲーム事業とが好調に推移。ゲーム事業の新規タイトルヒットが大きく寄与し営業利益は258億円で、前年比2.1倍となった。
同社は2021年度の業績見通しについて売上高を5000億円から6000億円、営業利益を300~350億円レンジから575~625億円レンジへとそれぞれ上方修正した。
メディア事業は、ABEMAや周辺事業が増収し売上は198億円で前年比43.6%増。営業損失は34億円。ゲーム事業は、新規2タイトルの初速が好調に推移し、売上は639億円で42.7%増。営業利益は232億円で、前年比122.3%増となった。
インターネット広告事業は、広告効果の最大化を強みに売上高は過去最高を更新。806億円で前年比10.8%増と前四半期に続く二桁成長に。営業利益は72億円で、前年7.6%増であった。
インターネット広告事業では現在「AI活用」と「DX支援」の事業分野の拡大に注力を図っている。
出典:同社IR資料
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。