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AbemaTV、電通と博報堂DYグループ からの動画広告配信を開始

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AbemaTVは、電通グループと博報堂DYグループ双方が運営する運用型プレミアムインストリーム動画広告サービスと接続し、2019年 3月中にそれぞれのサービスを介した広告配信を開始、両大手総合広告代理店との動画広告の販売体制を強化する。

「AbemaTV」では2016年4月の本開局以来、CM配信やタイアップ企画等の広告商品の開発を強化。広告はブランドセーフティや、利用者の多い若年層へのリーチ、高い視聴完了率を特長としており、ナショナルクライアントを中心とした企業からの出稿を受けている。

「AbemaTV」が純広告以外の広告配信をするのは今回が初めての取り組みであり、まずはオンデマンドサービスである「Abemaビデオ」と両社のサービスとの接続をおこなう。

電通グループ3社(電通、電通デジタル、CCI)が運営するのは、「Premium Viewインストリーム動画広告」。2018年の9月にサービス提供を開始した。
一方の博報堂DYグループ4社(博報堂DYメディアパートナーズ、博報堂DYデジタル、DAC、プラットフォーム・ワン)が運営するのは、今年2月にリリースされた「Brand View Instream Ad」。

いずれも運用型プレミアムインストリーム動画広告サービスと位置付けており、放送局系の動画サービスを中心にインストリーム動画広告の配信をしている。

AbemaTVは、2018年10月に電通、博報堂DYメディアパートナーズからの出資を受けており、広告事業における関係性を強化してきた。

サイバーエージェント オンラインビデオ総研が公表している動画広告市場予測によると、インストリーム動画広告の市場規模は2018年の756億円から、2024年には約2.8倍の2083億円に拡大するとのことであり、今後大きな伸び白がある。

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ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長  

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。