先週のアドテクシーン:Facebookストーリーズ広告、全世界の広告主向けに提供開始
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
【トップニュース】
Facebookストーリーズ広告、全世界の広告主向けに提供開始
Facebookは9月26日に、世界中の全ての広告主にFacebookストーリーズ広告の提供を開始することを発表した。
FacebookとMessengerの両プラットフォーム合わせて、世界で毎日3億人を超えるユーザーに利用されているストーリーズ上で広告を活用することが可能になる。
出典:同社プレスリリース
【アンケートご協力お願い】
広告主、媒体社企業ご担当者様向けアンケート調査
ExchangeWireJAPANを運営するデジタルインファクトでは、広告業界の皆様を対象にした各種アンケート調査を実施しております。
■調査対象となる方・広告主(企業の広告宣伝部)の方・広告会社(広告代理店・トレーディングデスク・メディアレップ)の特定職種(クライアント営業、ストラテジックプランニング、メディアプランニング、クリエイティブディレクション)の方
■回答所要時間:5分程度
■ご回答いただいた方には:先着で200名様に、Amazonギフト券1000円分を贈呈させていただきます。
【イベント】
アユダンテ、ダイレクトレスポンス広告運用者向けの動画広告セミナー開催
アユダンテは 2018年10月26日(金)「“DR広告運用者向け”今おさえておくべきFacebook & YouTube動画広告の基本と運用セミナー」を開催する。
2018年10月26日(金)15:00~18:00、広告運用を実施しているマーケティング担当者が対象。費用は税別で8000円、募集人員は20名。
【新サービス・新機能】
サイバーエージェント、AIで検索連動型広告のテキスト広告を自動生成するツールの提供を開始
サイバーエージェントはインターネット広告事業において、検索連動型広告のテキスト広告に特化したAI(人工知能)によるテキスト広告自動生成ツール「AI TD(エーアイ ティーディー)」を開発、広告主企業向けに提供を開始した。
膨大な検索キーワードごとに異なるテキスト広告において関連性高い文面を、AIを活用し効率的に自動生成することが可能となる。
YouAppi(ユーアッピ)、アプリ動画広告の提供を開始
YouAppiは、アプリ面のみを配信先とするブランディング動画広告メニュー「YouAppiビデオ」の提供を開始する。
独自の「アドフラウド」対策に加え、配信面の信頼性を測定する米国企業「MOAT」と連携し、広告の「ビューアビリティ」を保証するなど、安全が担保できるアプリ面のみに広告を配信する。
テクロコ、Googleマイビジネス導入支援事業を推進、京都の観光事業者を支援
ソウルドアウトのアドテク子会社テクロコは、京都市観光協会が実施する「観光事業者マーケティング支援業務」の支援パートナーに選定されたことを公表した。
京都の観光事業者の店舗情報を「 Googleマイビジネス 」に登録する際の支援を行っていく。またこれを皮切りに、飲食店やクリーニング店をはじめとした、デジタル化が未浸透の全国各地の事業者のビジネスモデルや戦略におけるデジタルシフトを支援していく。
ドコモ、WiFiを活用した広告事業を渋谷区で開始
NTTドコモは産官学民連携組織の渋谷未来デザイン研究所と共同で、渋谷区においてWi-Fiの整備拡大を目的とした広告事業モデル「アドWi-Fi®」のサービス提供を2018年9月26日より開始した。
Wi-Fi接続時に表示されるWebページ上に自治体や企業が広告を掲載し、ドコモが得た広告収入の一部をWi-Fi契約料金に充当することで、設置費用を抑えてフリーWi-Fiを提供できるモデルを採用。ユーザーは、広告を閲覧することにより無料でWi-Fiを利用することが可能になる。
出典:同社プレスリリース
AMoAd、インタラクティブ広告「3D AD」を提供開始
サイバーエージェント アドテクスタジオ管轄のグループ会社AMoAdは、3DCG関連の事業開発を行うVRizeと業務提携し、「3D AD」の提供を開始した。
タップやスクロール、ジャイロ等の操作に合わせて広告上でキャラクターがアクションを起こすことで、ユーザーの興味を引くようなインタラクティブな体験とリッチな表現ができる広告となる。
【資本提携・買収】
ユナイテッド、トライフォートを買収
ユナイテッドは、ゲームアプリのパブリッシングなどを手掛けるトライフォート株式75%を取得し、買収することを公表した。(PDF)
同社の18年3月期売上は約16億円、営業利益は約8000万円。
【新会社・新組織】
BCIP、データ専門子会社ビーアイシーピー・データを設立
ベストインクラスプロデューサーズ(BICP)は、エクスチュア社、デジタルインテリジェンス社との3社合弁により、マーケティングにおけるデータ活用戦略を推進する専門子会社、ビーアイシーピー・データを設立した。(PDF)
BICPが持つ機能の一部を切り出した上で、エクスチュア社、デジタルインテリジェンス社のノウハウを取り込んだサービスの提供を行う。
出典:同社プレスリリース
【海外展開】
ジーニー、インドに進出
ジーニーは海外子会社Geniee Internationalを通してAdskom Indiaの株式を取得、孫会社化することを決議した。
これにより、同社グループは、シンガポール・ベトナム・インドネシア・タイに加え、インドにおいても事業を開始することとなる。
【その他】
オプト、コンテンツマーケティング・ネイティブアドの効果測定・分析ソリューション「TRIVER」計測アカウント数が1,000を突破
オプトが提供するコンテンツマーケティング・ネイティブアドの効果測定・分析ソリューション「TRIVER」の利用アカウント数が、1,000を突破した。
同サービスは、2014年に同社の子会社であったグル―バー(現在はオプトに吸収)が提供を開始。提供開始後1年で100アカウント突破、その後2年半で利用アカウント数は10倍となった。
出典:同社プレスリリース
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。