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先週のアドテクシーン:Amazon、広告ソリューションをAmazon Advertisingに統合

日本国内、アドテクシーン画像



広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

【トップニュース】

Amazon、広告ソリューションをAmazon Advertisingに統合

ロゴAmazonは、これまで同社が提供してきた複数の広告ソリューションを統合し、Amazon Advertisingとすることを公表した。(リンク先は英語)

これまでの、Amazon Media Group (AMG)、 Amazon Marketing Services (AMS)、Amazon Advertising Platform (AAP)などのプロダクトラインは、Amazon Advertisingに統合され、同ブランド傘下で、Sponsored Ads、Display Ads、Amazon DSPなどのラインナップに名称変更される。

【アンケートご協力お願い】

広告主、媒体社企業ご担当者様向けアンケート調査

ロゴExchangeWireJAPANを運営するデジタルインファクトでは、デジタル広告業界の関係者様を対象にしたアンケート調査を継続的に実施しております。現在回答を募集しているのは下記となります。
それぞれ全ての設問にご回答いただいた方先着100名様に、Amazonギフトコード1000円分をご贈呈させていただきます。

1.広告主企業に所属するデジタルマーケッターの方対象のアンケート調査

動画広告に関するアンケート調査(先着残りわずか)

■ブランドセーフティーに関するアンケート調査

2.法人媒体社に所属するデジタル広告事業に携わる方対象のアンケート調査

アドベリフィケーション・アドフラウドに関するアンケート調査

【イベント】

アタラ、10/10(水)にデータドリブンマーケティングをテーマにイベント「ATARA LIVE 2018」を開催

ロゴアタラは、10月10日に東京でATARA LIVE 2018 「これからのデータドリブンマーケティング」を開催する。

マーケティング、広告運用、営業などに携わるデジタル広告業界関係者が対象。
参加費は無料。詳細と申し込みはこちらから。

【新サービス・新機能】

電通デジタル・電通・CCI、プレミアム動画媒体向けインストリーム動画広告の提供を開始

ロゴ電通デジタル、電通、CCIの3社は、インストリーム動画広告においてプレミアムな媒体とコンテンツのみを配信対象とするインストリーム運用型広告サービス「Premium Viewインストリーム動画広告」の提供を開始する。
民放のキャッチアップ配信やGYAOなどのプレミアム媒体に限定した配信を行い、アドフラウドやブランドセーフティーに対応する。

凸版印刷、MA連動「DM自動発送サービス」を開始

ロゴMAツールの運用業務を行っている凸版印刷は、MAツールとオンデマンド印刷工程を連係させる、マーケティングオートメーション連動型DM自動発送サービスを開発。デジタルコミュニケーションとプリントメディアを連動させた新サービスとして2018年9月より提供を開始した。
ターゲット情報の取得からDM印刷工程までを自動化、パーソナライズ化されたDMを最短12時間で顧客に発送することが可能。さらに緊急性の高い内容を確実に届けるためE-mailの開封履歴がない顧客にはDMを組み合わせて発送するなど、デジタルとプリントメディアをリアルタイムに連動させたコミュニケーションシナリオを実行することが可能となる。
図:

出典:同社プレスリリース

Handy Marketingら3社、膨大な検索行動から高精度にテレビ番組視聴者を推計するソリューション、 「Handy Program Retargeting」のサービス提供を開始

ロゴHandy Marketing、博報堂DYメディアパートナーズ、ヤフーの3社は、企業のマーケティング活動におけるテレビCMとWEB広告の出稿効率の向上のために、高精度にテレビ番組の視聴者を推計するソリューション、「Handy Program Retargeting」の提供を開始する。
8000人のテレビ視聴ログとYahoo! JAPANの膨大な「検索行動データ」を紐づけることで、テレビ視聴者を高精度に推定し、テレビCMで訴求した商品やサービスなどをWEB広告で同一人物にも訴求することができるようになる。

【サービス連携・業務提携】

ソネット・メディア・ネットワークスとアウトブレイン、ネイティブ広告在庫で連携

ロゴソネット・メディア・ネットワークスのDSP「LogicAd」は、アウトブレインと、ネイティブ広告の在庫連携を行うことを公表した。

今回の接続により、「アウトブレイン」が提携している月間42億ページビューを誇る大手メディアのレコメンドウィジェット枠に対して広告配信が可能となる。

fluct、CAグループの「Grateful Video Ad」と連携

ロゴSSP最大手のfluctは、サイバーエージェントグループのCA Wiseが運営するスマートフォンアプリやウェブメディア向けのCPI課金型動画広告サービス「Grateful Video Ad」との連携を開始した。

【資本提携・買収】

DAC、データセクションのベトナムグループ会社を買収

ロゴ

DACは、データセクションのベトナム子会社であるDATASECTION VIETNAMを連結子会社化することを発表した。

ベトナムにおいて、ダナンにあるDAC Tech Vietnam JOINT STOCK COMPANYに次ぐ第二のオフショア開発拠点となる。

【新会社・新組織】

AnyMind Group(エニーマインドグループ)、フィリピン・マニラに現地法人を設立

ロゴシンガポールを本拠点にするAnyMind Groupは、フィリピン・マニラに現地法人のAnyMind Philippines Inc.を設立、事業を開始した。
この設立により、AnyMind Groupの拠点数は11市場13拠点となる。
フィリピン・マニラオフィスのカントリーマネージャーには、ベトナムの同職位を務めているPhuong Nguyen氏が就任する。

【その他】

ヤフー、アドフラウドへの取り組みを公表

ロゴヤフーは、「Yahoo!プロモーション広告」サービスのサイト上で、同社広告プロダクトにおいて、同社の品質基準に沿わないサイトに広告配信が行われたという事象があったことを認めて謝罪をした。

原因については現在調査中であるとし、配信状況および安全性の再確認を行うため、SSP事業者を介した広告配信については、あらたな掲載面への配信を一部停止しているとのこと。
また今後は、アドフラウド対策のより一層の強化に向けて、広告配信面の審査・パトロールの強化、サイト運営者確認の厳格化など、不正排除と検知精度向上に全力で取り組んでいくとのことだ。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長  

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。