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先週のアドテクシーン:CCIの「BEYOND X」、「IAB Tech Lab Measurement Compliance Program」の認定を世界で初めて取得

日本国内、アドテクシーン画像

 
 

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

【新サービス・新機能】

ユナイテッドのSSP「adstir」、スワイプ型フォーマットの「スワイプインタースティシャル広告」の提供を開始

ユナイテッドのSSP「adstir」は、アプリデベロッパー向けにスワイプ型の新フォーマットである「スワイプインタースティシャル広告」の提供を開始した。
スワイプアクションがあるアプリにとってユーザー体験をそこ損なわずに広告を露出できる。
図1-2

出典:同社プレスリリース

Supershipの「Ad Generation」、新型広告配信ロジックを適用開始

Supershipの「Ad Generation」は、アドネットワークの広告配信について、複数の広告配信事業者のなかから配信実績を基に収益性を自動的に取得し、配信順位(ウォーターフォール配信)や、配信比率を最適化することを可能とする新型広告配信ロジックを適用開始した。

出典:同社プレスリリース

【資金調達】

レシピ動画サービス「クラシル」を運営するdely、総額33.5億円を調達

レシピ動画サービス「クラシル」を運営するdelyは、ソフトバンク・アカツキ・ユナイテッド・YJキャピタルなどから総額33.5億円を調達した。

【サービス連携・業務提携】

Googleとセールスフォース、Google Analytics 360とSalesforce Sales Cloudとの連携を発表

Googleとセールスフォースは昨年に提携を発表していたが、ついに提携第一号ソリューションとしてGoogle Analytics 360とSalesforce Sales Cloudとの連携を発表した。
営業、マーケティング、広告等のデータをシームレスに連携する。

KANADE DSP、アプリ向けリエンゲージメント広告で「F.O.X」と連携

KCCSのKANADE DSPは、CyberZが提供するアプリ向けリエンゲージメント広告で「F.O.X」と連携し、連携するアプリ効果計測ツールを拡充させた。

出典:同社プレスリリース

IBMとセールスフォース・ドットコム、戦略的パートナーシップを強化

今回は、セールスフォース・ドットコムはIBMをクラウド・サービス・プロバイダーとして優先的に選定し、IBMはセールスフォース・ドットコムをカスタマー・エンゲージメント・プラットフォームとして優先的に選定することになった。

【新会社・新組織】

ヤフー、川辺健太郎副社長が社長CEOに昇格へ

ヤフーは、新執行体制への移行および代表取締役の異動を発表し、川辺健太郎副社長が社長CEOに昇格し宮坂学社長は会長に就いたことを発表した。

ALBERT、代表取締役社長に松本 壮志氏が就任

データ分析などを行うALBERTは、代表取締役社長に松本 壮志氏が就任し現社長の上村 崇氏は代表権のない取締役になることを発表した。
3月に正式な決定となる。

【調査】

ログリー、メディアサイトにおける閲読行動と再訪性に関する調査を発表

ログリーは、メディアサイトのユーザー定着度合いを分析し、育成・増加を支援するツール「Loyalfarm」を導入している約100媒体を対象に、メディアサイトの閲読行動調査を実施し発表した。

出典:同社プレスリリース

【その他】

CCIの「BEYOND X」、「IAB Tech Lab Measurement Compliance Program」の認定を世界で初めて取得

CCIの「BEYOND X」は、デジタル広告企業向け測定手法の業界標準への適合を監査する「IAB Tech Lab Measurement Compliance Program」の認定を、グローバルで最初の企業として取得した。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長  

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。