先週のグローバルアドテクシーン:ニールセン、VISUAL IQの買収を発表
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
電通、ロシアのメディアエージェンシー「ピープル&スクリーンズ社」に出資
電通は、2015年に設立されたロシアのメディアエージェンシー「ピープル&スクリーンズ社」に出資をした。ロシアでのモバイル広告領域を強化した。
Google、DoubleClickにおいて不適切広告への対応を発表
Google、DoubleClickにおいて広告エコシステムを脅かす不適切広告対応を発表した。
ads.txtへ対応したパートナーとだけの連携や媒体に掲載された不適切な広告のフィルターなどを発表した。
ニールセン、VISUAL IQの買収を発表
ニールセンは、マルチタッチアトリビューションでの業界トップのプロバイダーであるVISUAL IQを買収した。
この買収により、ニールセンは自動取込や処理能力を向上させる。
Roxot、ヘッダー入札のベンダー別の媒体導入状況を調査
Roxotは、媒体社のヘッダー入札の導入状況と、ベンダー別の媒体導入状況を調査し発表した。
AppNexusがトップとなり、Rubicon、Indexと続いた。
Ginzamarkets、インフルエンサーマーケプラットフォームのウィズフルエンス子会社化
SEO計測ツールなどデジタルマーケティングプラットフォームを提供する米Ginzamarketsは、アジアを中心にしたインフルエンサーマーケティングプラットフォーム事業のウィズフルエンスを買収・子会社化した。
Smart、Rubicon ProjectとS2S連携開始
バイイングプラットフォームのSmartは、Rubicon Projectサーバー間での連携を開始した。
APIを通じて連携をして取引のムダを無くし収益を拡大させる
Accenture、フランスのデジタルECサービスのAltimaを買収
Accentureは、フランスのデジタルEC特化のデジタルエージェンシーであるAltimaを買収した。
Altimaは中国、カナダ、アメリカにも支社を持っている。
Guardian、4,200万ポンドでベンチャーキャピタル会社「GMGベンチャー」を設立
Guardianは、次世代の新聞事業などを見据えてメディアテクノロジーのスタートアップなどに投資を目的として、4,200万ポンドでベンチャーキャピタル会社「GMGベンチャー」を設立した。
Google、リダイレクトトラッキングによる遅延を解決する「パラレルトラッキング」を提供へ
Googleは広告をクリックしたタイミングでランディングページの遷移と平行して、クリックトラッキングを行う「パラレルトラッキング」機能を今年の末に提供を開始すると発表した。
Flashtalking、ネイティブ広告のダイナミッククリエイティブ領域でTripleLiftと連携
Flashtalkingは、ネイティブ広告のダイナミッククリエイティブ領域でTripleLiftと連携した。
TripleLiftのプラットフォーム上で、Flashtalkingのダイナミッククリエイティブソリューションを配信可能となる。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。