先週のグローバルアドテクシーン:Amazon、2017年の米国デジタル広告収入が16億5000万ドルに-eMarketerが予測-
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
OpenX、技術強化を目的に新CTOを採用
OpenX、技術強化を目的に新CTOを採用した。
新CTOになったPaul氏は30年以上のエンジニアとしての経験があり、前職モバイル検索のZowdowで立ち上げとCTOを務めていた。
Amazon、2017年の米国デジタル広告収入が16億5000万ドルに-eMarketerが予測-
動画広告領域への注力が話題になっているAmazonだが、米国での2017年のデジタル広告収入は、16億5000万ドルになるとeMarketerが予測している。
この数字は、米国デジタル広告市場全体の2%に相当する。
AerServ、アプリ向けネイティブ広告プラットフォーム「AerNative」をリリース
AerServは、アプリ向けネイティブ広告プラットフォーム「AerNative」をリリースした。
バナー広告と動画広告の両方に対応している。
Publicis、組織の大幅改変を発表
4大代理店の1つであるPublicisは、組織の大幅改変を発表した。
2014年のSapient買収したリソースやグループを横断したデータ活用や統合IDの利用などを推進していくことが目的となる。
Google、AdWordsの新機能とアップデート全ユーザーに適応
Googleは、AdWordsの電話予約コンバージョン最適化などの新機能や運用画面の高速化などのアップデートを全ユーザーに適応した。
4A's・ANA・IAB、新しいデジタル広告標準を導入する際の自己規制を発表
4A's、ANA、およびIABの業界団体は、インターネットから攻撃的な広告フォーマットを追放する業界の自己規制システムを発表した。
AdStage、Yahoo Geminiの優良パートナープログラムに参加
クロスチャンネルで広告計測などを提供するAdStageは、Yahooが優秀なテックベンダーを認定するYahoo Geminiの優良パートナープログラムに登録された。
TruSignal、シリーズAで500万ドルを調達
ピープルベースターゲティングのためのオーディエンス拡張データを提供するTruSignalは、シリーズAでベンチャーキャピタルなどから500万ドルを調達した。
FastPay、メディア特化のペイメントサービスAnchorOpsを買収
ペイメントサービスを提供するFastPayは、同業でも業界で唯一メディア特化のペイメントサービスを提供していたAnchorOpsを買収した。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。