先週のグローバルアドテクシーン:Glispa、プレイアブル広告のJustAdを買収
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
SpotX、欧州のコネクテッドTV広告市場のレポートを発表
SpotXは、欧州のコネクテッドTV広告市場のレポートを発表した。2016年は1億1,500万ポンドであった規模が、2020年には2億2,000万ポンドに達すると予想した。
SpotX、動画に特化した新たなヘッダービディングを提供開始
SpotXは、動画に特化した新たなヘッダービディングを提供開始する。サーバーサイド側のラッパー技術も搭載しており、これよりも効果的に在庫管理が可能となる。
TapadとAutotrader、自動車ブランド向けのクロスデバイスサービス強化に向けて提携
クロスデバイス技術を持つTapadと購入者データを有するAutotraderは、自動車ブランド向けのクロスデバイスでのマーケティングデータ提供に向けて提携を発表した。
Glispa、プレイアブル広告のJustAdを買収
モバイルアドテク企業のGlispaは、広告内でゲームのプレイが可能であったりするプレイアブル広告フォーマットを提供しているベンチャー企業のJustAdを買収した。
データドリブンマーケティングのAnsira、ローカルマーケティングのLocal Biz Nowを買収
Advent International傘下のデータドリブンマーケティングのAnsiraは、ローカルマーケティングのLocal Biz Nowを買収した。
マルチエリアでマーケティングを展開するクライアントでも、細かいエリア単位のコミュニケーションを可能にする狙いがある。
Adform、MRCからの認定を獲得
Adformは、広告測定の業界団体であるMRC(Media Rating Council)からデスクトップ、モバイル、アプリのすべての面においてビューアビリティー計測について認定を獲得した。
Brandzooka、Facebook広告向けプラットフォームのAdJellyを買収
2015年に設立され急成長しているセルフサーブ型のプログラマティック広告プラットフォームのBrandzookaは、Facebook広告向けに広告作成・計測プラットフォームを提供しているAdJellyを買収した。
英国紙The Guardian、プログラマティック広告パートナーにOpenXを選択
英国紙のThe Guardianは、同社のThe Guardianを中心とする世界中に展開するサイトにおいて在庫のさらなる効率的な収益化に向けたプログラマティック広告パートナーとしてOpenXを選択した。
AppNexus・Rubicon Project・PubMatic、ヘッダー入札のオープンソースプロジェクト「Prebid.org」を設立
グローバルでの大手エクスチェンジやSSPプレイヤーであるAppNexus・Rubicon Project・PubMaticは、ヘッダー入札技術の規定作成やオープンソース化による普及などを目的に「Prebid.org」を設立した。
IAB、安全性や透明性の向上を目的に「OpenRTB 3.0」を公開へ
IABは、安全性や透明性の向上を認証・保証することなどを目的にした「OpenRTB 3.0」の策定に向けたパブリックコメントを2段階で募集を開始した。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。