×

先週のグローバルアドテクシーン:AppNexus・LiveRamp・MediaMath、人ベースターゲティングに向けたコンソーシアムを発足

 
 

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

ホットモブ、セーフティーファーストのDSP「ALCANZAR」を発表

香港拠点のモバイル中心の広告プラットフォームのホットモブは、Youtubeでの危険コンテンツへの広告停止などの騒動などの市場背景を受け、セーフティー重視のDSPの提供を開始した。


電通、オーストラリアのデジタルエージェンシー「アコーダント」を買収

電通は、オーストラリアのデジタルエージェンシー「アコーダント」を買収し海外本社の完全子会社化を発表した。
アコーダントは2014年に設立され従業員27名のベンチャーである。


ネイティブ広告のADYOULIKE、Adformと連携を開始

ネイティブ広告SSPであるADYOULIKEは、大手DSPであるAdformと連携を開始しネイティブ広告かの買付け候補を拡大させた。


MomentFeed、ネイティブ広告プラットフォームのPaid Media Managerと連携

ロケーションベースでマーケティング展開を支援するMomentFeedは、ネイティブ広告プラットフォームのPaid Media Managerと連携をし、Facebook,SnapChat,InstagramなどのSNSを通じてロケーションベースの広告配信を可能にした。(PDFアイコンPDF)


GroupM、デジタル広告市場予想の「Interaction 2017」を発表

WPP傘下のGroupMは、デジタル広告市場予想の「Interaction 2017」を発表した。
ポイントはデジタル広告費とテレビ広告費の関係となり、すでに10の市場でデジタルがトップとなっているが、さらにフランス、ドイツ、アイルランド、香港、台湾の5つの市場で2017年中にトップになりそうであると予想した。


AppNexus、データ取扱ルールの牽引に向けてデータポリシーの改変へ

AppNexusは、欧州連合(EU)の一般データ保護規制(GDPR)の遵守・牽引などを目的に同社のデータポリシーを今よりも厳しいものへと改変することを発表した。

AppNexus、無料のサーバーサイドヘッダー入札ソリューション「Prebid Server」を提供開始

AppNexusは、「Prebid Server」というオープンソースでのサーバーサイドヘッダー入札ソリューションを提供開始した。
導入すればすぐにFacebook、AppNexusm、IndexExchangeなど大手デマンドを受けることも可能となっている。

AppNexus、コネクティッドTVにも対応開始

AppNexusは、インターネットと接続されたTVであるコネクティッドTVのマネタイズにも対応を開始することを発表した。
他のデジタル広告同様にオーディエンスベースでのターゲティングなどでマネタイズやキャンペーン配信が可能となる。

Videology、2017Q1のカナダのビデオ広告市場レポートを発表

Videologyは、2017Q1のカナダのビデオ広告市場の定期レポートを発表した。
PCとモバイルを跨いだ動画広告キャンペーンは、前四半期と比べて30%増加しており動画広告もクロススクリーンで行うことが一般的になっていることなどを明らかにした。


AppNexus・LiveRamp・MediaMath、人ベースターゲティングに向けたコンソーシアムを発足

AppNexus・Acxiom傘下のLiveRamp・MediaMathの3社は、人ベースターゲティングをプログラマティック市場で拡大させることを目的にコンソーシアムを発足させた。
またこの立ち上げの3社に加え、Index Exchange, LiveIntent, OpenX, Rocket Fuelの4社も参加を表明した。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長  

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。