先週のグローバルアドテクシーン：Oracle、アテンション計測の「MOAT」買収

by 野下智之 on 2017年4月26日 in ニュース

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

【PR】デジタルインファクト、ベトナムのインターネット広告市場調査レポートを発刊

ベトナムのインターネット広告市場やコマース、ゲームなどの周辺市場の動向をとりまとめた資料。ベトナム現地のネット広告業界関係者10社のヒアリング結果を収録。

IAS、ブランドセーフティ・レポートでYouTubeと連携

GoogleとIASは広告主に対して、YouTube上で展開される広告が、広告主が求めるブランドセーフティ要件を満たしているか否かの計測データを提供開始する。

ネイティブ広告のADYOULIKE、米国の大手ニュースメディア Trinity Mirrorと独占提携

ネイティブ広告プラットフォームのADYOULIKEは、米国の大手ニュースメディアグループとTrinity Mirrorと独占提携を発表した。
Trinity Mirrorの持つメディアのネイティブ広告を独占的に配信する。

Virool、縦型動画のアドエクスチェンジを開始

Viroolは、縦型動画フォーマットのみのアドエクスチェンジ市場を運用開始した。
IPONWEBのBidswitchと連携することで豊富な在庫を担保する。

電通、インドのデジタルパフォーマンスマーケティンググループ「SVGメディアグループ」の買収に向け株式89％取得

電通は、インドのデジタルパフォーマンスマーケティンググループ「SVGメディアグループ」の買収に向け株式89％を取得した。
インドの独立系としては最大規模の会社であり、今後海外本社の子会社化とする。

Oracle、アテンション計測の「MOAT」買収

Oracleは、アテンション計測のグローバルベンダーである「MOAT」を買収した。
「MOAT」の計測機能やデータはOracle Data Cloudの一部となる予定である。

ニュースメディアのKiplinger、OpenXを主要プログラマティックプラットフォームに選択

経済ニュースメディアのKiplingerは、OpenXとの提携範囲を拡大させてヘッダー入札など行う主要プログラマティックプラットフォームに選択したことを発表した。

OTTテレビ向けDMPのTruOptik、NinthDecimalと提携

史上唯一のOTTテレビ特化のオーディエンスDMPを提供するTruOptikは、ロケーションデータベースのマーケティングプラットフォームのNinthDecimalと提携し、OTTテレビのターゲティング広告とアトリビューションの提携を開始した。

Forbes、ビデオ作成プラットフォームWibbitzと提携

Forbesは、AIを利用した自動ビデオ作成プラットフォームWibbitzと提携し、同社の動画コンテンツ制作強化することを発表した。

アクセンチュア、ベルギーのKunstmaanを買収

アクセンチュアは、ベルギーでのアクセンチュアインタラクティブのプレゼンスを高めるために同地域のマーケティング企業のKunstmaanを買収した。
Kunstmaanはオンライン・オフラインともにブランド向けに多くのマーケティング施策を手がけている。

Marketo、セールスエンゲージメントプラットフォームのToutAppを買収

マーケティングオートメーションのMarketoは、キャンペーンはコンテンツマーケティングなどのセールスエンゲージメント測定プラットフォームのToutAppを買収した。
Marketoは、エンゲージメント分析の分野を強化しマーケティングオートメーションとしての強みを増やす目的である。

ExchangeWire Japan 編集長　　

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。

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