先週のアドテクシーン:博報堂グループと日本マイクロソフト、顔の特徴や感情に合わせたターゲティング広告配信システムを開発
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
【新サービス・新機能】
サイバーエージェント、スマホ動画広告配信「ターゲットスクリーンCM」を提供開始
サイバーエージェントは、ブランド認知およびアプリインストール獲得の両立を実現するためのスマホ動画広告ソリューションの提供を開始する。テレビCMではリーチしづらい層をテレビCMよりも低予算でリーチし獲得を目指す。
電通デジタル、シナラと共同で来店コンバージョンまでの分析を提供
電通デジタルは、シナラと協業でウェブ広告への接触や自社サイトへの来訪が店舗への来店・購買に与える効果を包括測定するサービスを提供開始した。
Zucks Ad Network、「AdMobメディエーション」の広告ネットワークの最適化に正式対応
Voyage Groupのスマホアドネットワーク「Zucks Ad Network」は、「AdMobメディエーション」の広告ネットワークの最適化に対応した。
アプリディベロッパーはさらなる収入機会増加を期待できる。
オプトのアプリデータマネジメントツール「Spin App」、クロスターゲティング機能を追加
オプトのアプリデータマネジメントツール「Spin App」は、同一企業が運営する複数アプリ間でユーザーセグメント情報の共有が可能となる「クロスターゲティング機能」を追加した。
博報堂グループと日本マイクロソフト、顔の特徴や感情に合わせたターゲティング広告配信システムを開発
博報堂と博報堂アイ・スタジオは日本マイクロソフトの技術を利用し、顔の特徴や感情に合わせたターゲティング広告システム「Face Targeting AD」のプロトタイプ開発を発表した。
はてな、ネイティブ広告にUGCを活用する「ユーザーコンテンツ活用型ネイティブ広告」の販売開始
はてなは、ネイティブ広告にUGCを活用する「ユーザーコンテンツ活用型ネイティブ広告」の販売を開始した。
以前Netflixの火花のキャンペーンで行った取り組みを商品化したものになる。
【サービス連携・業務提携】
アイモバイル、マージェリックの「bambooshoot AD」と連携
アイモバイルのアドネットワークは、マージェリックのECモール向けリターゲティング広告配信・コンバージョン測定サービス「bambooshoot AD」と連携を発表した。
【新会社・新組織】
DAC、新取締役に博報堂DYMPの相坂勇人氏とアイレップの紺野俊介氏が就任へ
DACは、4月1日より取締役副社長に博報堂DYMPの相坂勇人氏、取締役にアイレップの紺野俊介氏がそれぞれ就任することを発表した。
相坂氏は博報堂DYMPで長年のテレビ分野の経験を持つ。
博報堂グループ、アウトドアメディアビジネス中核会社「博報堂DYアウトドア」を設立
博報堂DYメディアパートナーズは、同社の「アウトドアメディア局」と子会社の「株式会社博報堂DYアドステーション」を統合し、新たなアウトドアメディアビジネス中核会社「博報堂DYアウトドア」を設立した。
【事例】
大塚家具、クロスデバイスキャンペーンにAppierのCrossXプログラマティックプラットフォームを採用
AI搭載のDSPであるAppierは、大塚家具が新規ユーザーの獲得を目的にクロスデバイスキャンペーンに同社のプラットフォームを採用したことを発表した。
獲得効率は、デバイス単体のキャンペーンより55%向上した。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。