先週のグローバルアドテクシーン:アプリ動画広告のVungle、3億ドルの年間ランレートを達成
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
Videology、2016 4Qの業績レポートを公開
Videologyは、2016 4Qの業績レポートを公開した。その中で、デジタルで取引されるテレビ広告の1/4が既に1st party dataを使用して取引されていることも発表した。
モバイル広告のInMobi、データエクスチェンジの「adsquare」と連携
モバイル広告のInMobiは、データエクスチェンジの「adsquare」と連携しアプリ広告のオーディエンスターゲティングを欧州で拡大させる。
イスラエル発のモバイルアドテク事業者Spotad、シリーズAで350万ドルを調達
イスラエル発のモバイルアドテクスタートアップのSpotadは、香港のVCの主導によるシリーズAで350万ドルを調達した。
この原資で中国・日本・韓国・インドに進出する。
百度、百度アプリにてインフィード広告を販売開始
百度は、百度アプリにてインフィード広告を販売開始した。
インバウンドで来日する中国人旅行客や越境EC向けに販売する。
百度、中国「シートリップ」にて予約した旅行者向けの広告を販売開始
百度は、中国「シートリップ」にて予約した旅行者のWechatグループに対しダイレクトに情報発信する広告を販売開始した。
Vungle、3億ドルの年間ランレートを達成
サンフランシスコ拠点のアプリ動画広告のVungleは、3億ドルの年間ランレートを達成した。
また、前年比ベースでSDKの普及が125%増加した。
アドアジアホールディングス、ネイティブアドフォーマットの提供を開始
アドアジアホールディングスは、ネイティブアドフォーマットの提供を開始した。
デスクトップ・モバイルの両デバイスでの対応となる。
SoundCloud、RubiconProjectでオーディオとビデオ広告を提供開始
SoundCloudは、同サービスのストリーミングのオーディオとビデオ広告の広告在庫をRubiconProjectでプログラマティック取引可能にしたことを発表した。
Smaato、新たなCTOとCSO&CDOを任命
Smaatoは、買収後の体制の確率とさらなる発展を見据えて新たなCTOとCSO&CDOを任命したことを発表した。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。