先週のアドテクシーン:マージェリック、ECモール出店者向けにリターゲティング広告を提供開始
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
【新サービス・新機能】
ユナイテッドのSSP「AdStir」、ユーザーの行動解析に基づく A/B テストを用いた広告枠設計のコンサルティングを開始
ユナイテッドのSSP「AdStir」は、ユーザーの行動解析に基づく A/B テストツールやタップされた場所を可視化するヒートマップツールを用いた広告枠設計のコンサルティングを開始した。
アイモバイル、「DoubleClick Ad Exchange」の アプリ内広告の提供を開始
アイモバイルは、「DoubleClick Ad Exchange」の アプリ内広告の提供を開始した。
導入や運用のサポートもアイモバイルが行う。
動画広告配信サーバーULIZAを提供するスキルアップ・ビデオテクノロジーズ、Googleの第三者配信認定を取得
動画広告配信サーバーULIZAを提供するスキルアップ・ビデオテクノロジーズは、Googleの第三者配信認定を取得した。
これによりULIZAからGoogleの持つ広告プラットフォームに広告を配信できるようになった。
ジーニーの「MAJIN」、アトリビューション機能を追加
ジーニーのマーケティング・オートメーションツール「MAJIN」は、アトリビューション機能を新たに追加し広告効果分析部分を強化した。
マージェリック、ECモール出店者向けにリターゲティング広告を提供開始
マージェリックは、ECモール出店者向けのリターゲティング型のアドネットワークプラットフォーム「bambooshootAD(バンブーシュート アド)」の提供を1/27に開始する。
一般的に、ECモール内の商品ページには、外部広告配信サービスのリターゲティングタグを埋め込むことが出来ず、リターゲティングを有効的に機能させることは出来ないが、このサービスはこれを可能とすることが出来るとのこと。まずは楽天市場への出店者を対象として提供する。
データエクスチェンジコンソーシアム、官民データを要覧するデータカタログサイト「現代日本データカタログ」を提供開始
データセクションとデジタルインテリジェンスが主催するデータエクスチェンジコンソーシアムは、官民データを要覧するデータカタログサイト「現代日本データカタログ」を提供開始した。(PDF)
【資本提携・買収】
トランスコスモス、botツールを提供するReplyと資本業務提携
トランスコスモスは、コーディング不要のbotツールを提供するReplyと資本業務提携し日本国内での独占販売契約を行った。
【サービス連携・業務提携】
DAC、米国の「The IAB Technology Laboratory」に加盟
DACは、デジタルメディアとデジタル広告業界におけるグローバルな技術標準の確立と導入を目的としている米国の「The IAB Technology Laboratory」に加盟したことを発表した。
サイバーエージェントの「CA本部DSP」、アドベリフィケーションツール「Blackswan」と連携
サイバーエージェントのブランド広告企業向け広告配信サービス「CA本部DSP」は、ブランド毀損回避やブランドリフトを目的にアドベリフィケーションツール「Blackswan」と連携した。
C CHANNEL、ブランディングビデオ広告ネットワーク「PolymorphicAds」と連携
C CHANNELは、フルスピードが提供するブランディングビデオ広告ネットワーク「PolymorphicAds」と連携し配信される広告機会を拡大させた。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。