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先週のグローバルアドテクシーン:Amazon、パーソナライズドビデオ広告テストを実施、フリークアウト台湾子会社設立

 
 

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

VPON、APACモバイルプログラマティックに関する2016年上期トレンドレポートを公表

台湾最大手のモバイル広告プラットフォームVPONが、APAC各国を対象に、モバイルプログラマティック広告のトレンドに関する調査レポートを公表した。(PDFアイコンPDF)
APAC全域に展開する同社が取り扱い可能な広告在庫をベースに、広告フォーマットの種別構成比、国・地域別の広告在庫量、Web/アプリ比率やeCPMなどが紹介されている。

Amazon、パーソナライズドビデオ広告のテストを実施

Amazonは、パーソナライズビデオ広告のテスト配信を実施していることを明らかにしたと、海外の報道機関が伝えている。(BBC)
ユーザーの興味関心などに合わった動画クリエイティブが表示されるというもの。

KiipがシリーズCにて1200万ドルを調達

ゲームのアチーブメント広告でも知られているモバイルアプリリワード広告プラットフォームのKiipが、シリーズCで1200万ドルの資金調達を行った。

PubMatic、Media 122と提携し動画広告事業を拡大

PubMaticは、オンライン動画に特化した媒体社であるMedia 122と提携し動画広告在庫を拡大させ強化を発表した。

Tapad、APAC地域への積極的な拡大方針を発表

クロスデバイス分析ソリューションのTapadは、欧米の企業の注目の高さなどを背景にAPAC地域へ積極的に拡大をしていく方針を発表した。

フリークアウト、中華圏の拠点として台湾子会社を設立

フリークアウトは、中華圏の拠点として台湾子会社を設立した。同社子会社の M.T.Burnが提供するネイティブ広告プラットフォームHikeの本格普及を開始する。

Google、コールセンターへの電話(click-to-call)件数計測を強化

Googleは、以前よりAdWordsで提供をしていたコールセンターへの電話(click to call)件数の計測の強化を発表した。
今回のアップデートで、コンバージョンの種類別の収益を入力することで、どのキャンペーンでどれだけ収益を上げたかなど詳細なコンバージョン分析が可能となった。

Google、DoubleClick Bid Manager(DBM)にてネイティブ広告の取り扱いを開始

Googleは米国時間の7月19日に行われたDoubleClick Leadership Summitにて、同社のDSPであるDoubleClick Bid Manager(DBM)においてネイティブ広告のプログラマティック取引を開始することを発表した。
PC,モバイルなどのすべてのスクリーンが対象となる。

Google、AMP対応ページ用に高速広告(AMP for Ads)を導入

Googleは米国時間の7月19日に行われたDoubleClick Leadership Summitにて、AMPページと同様の高速表示の仕組みを広告にも導入することを発表した。
ランディングページにも同対応を行う。

AppNexus、Spotifyと技術提携を発表

AppNexusは、オーディオアプリのSpotifyと技術提携を発表した。
Spotifyのもつオーディオ広告在庫をAppNexus経由でプログラマティック取引することになる。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長  

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。