先週のグローバルアドテクシーン:ドイツ最大手メディアのアクセル・シュプリンガー、市場調査会社eMarketerを買収
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
米国プログラマティック市場は2020年までに460億円に到達予想 -Technavio調べ-
テクノロジー業界の調査・コンサル事業者のTechnavioは、2020年までに米国のプログラマティック市場は460億ドルに到達するという予想を発表した。
Adslot、アドホックに広告をカスタマイズできる「Custom Products」をリリース
Automated Guaranteed形式のプログラマティック取引に特化したプラットフォームを提供するAdslotは、アドホックに広告をカスタマイズできる「Custom Products」をリリースした。
米国1Qのインターネット広告収益は160億ドル近くに到達見込み -PwCとIAB調べ-
IABは、1Qの米国のインターネット広告収益は、159億ドルに到達する見込みであることを発表した。
昨年の1Qは132億ドルであり30億ドル近く市場を拡大させた。
Google、YoutubeのTrueViewなどの動画広告在庫でViewable計測を開始へ
Googleは、同社のViewable計測技術のActive View技術を利用して、YoutubeのTrueViewを含む在庫やDoubleClickの動画広告についてViewable計測を今後開始する方針を発表した。
ドイツ最大手メディアのアクセル・シュプリンガー、市場調査会社eMarketerを買収
Financial Time(FT)の買収を日本経済新聞社と最後まで競っていたことで国内では有名となったドイツ最大のメディアグループであるアクセル・シュプリンガーは、デジタルマーケティング業界では広く知られている市場調査事業社のeMarketerをおよそ256億円で買収した。
Snapchat、Moatと連携し動画のViewability計測を開始
日本国内でもユーザ数を急増させているSnapchatは、Moatと提携して動画のViewability計測とアテンション計測を開始させた。
サイズミック、メキシコに本格進出
サイズミックは、Yahoo!等で長年のセールス経験を持つSanchez氏をカントリーマネージャーに迎えメキシコに本格進出をし、ヒスパニック系市場を開拓することを発表した。
Teads、アウトストリーム動画広告事業者として初の認定プログラムを開始
アウトストリーム動画広告事業者のTeadsは、同業界としては初となる認定プログラムを開始した。
同社サービスを正しく理解した販売者を認定することで、さらなる拡販を目指す。
TaboolaとAppNexus、ネイティブ広告の分野で提携を拡大
コンテンツレコメンデーションエンジンのTaboolaは、AppNexuと連携し、ネイティブ広告のプログラマティック取引を開始した。
AppNexusを利用する広告主はTaboolaの在庫を買付け可能にする。
AppNexus、Microsoftと連携を強化しビデオ広告を配信開始
AppNexusは、親会社であるマイクロソフトととの技術連携をさらに強化する。
具体的にはマイクロソフトがAppNexusのビデオ広告SSPを採用し、動画広告の配信を開始する。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。