広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

【新サービス・新機能】

Twitter、パフォーマンスキャンペーン向けにオーディエンスプラットフォームの提供を開始

Twitterは、パフォーマンスキャンペーンに取り組む広告主向けに、オーディエンスプラットフォームの提供を開始した。Twitterに限らず、Twitter外のオーディエンスにもデバイスを問わずにリーチすることが可能になる。

オプトのダイナミッククリエイティブ生成ツール「unis」、 アプリへの配信を開始

オプトのunisは、アプリ内行動を元にしたダイナミッククリエイティブ生成機能の追加と、アプリ内広告枠を配信先として追加し、アプリにも完全対応を行った。

マイクロアド、アプリ内コミュニケーションエンジン「MicroAd ENGAGE」を 提供開始

マイクロアドは、アプリ内コミュニケーションエンジンの提供を開始する。
離脱防止やロイヤリティ向上のために会員情報や利用履歴などを元に、様々なコミュニケーションを取ることが可能なシステムとなっている。

デジタルインテリジェンス、TVCMクリエイティブ制作コンサルティング「男女脳プロジェクト」を開始

デジタルインテリジェンスは、TVCM に対する脳反応の性差に着目しクリエイティブの評価・開発に科学的な視点を提供する「男女脳プロジェクト」を開始した。（PDF）
初期トライアル枠として 4 社を募集する。

DAC、高精度居住エリアターゲティング広告の提供開始

DACは、同社のDMPとグループ会社のDSPを利用して新たなエリアターゲティングサービスを開始する。
これまでは都道府県単位であったが、郵便番号レベルでのターゲティングを可能にした。

AMoAd、エンターテイメント系アプリ向け動画広告「インタースティシャルビデオ広告」の提供を開始

サイバーエージェントのAMoAdは、エンターテイメント系アプリ向け動画広告「インタースティシャルビデオ広告」の提供を開始した。
自動再生であるが、誤タップ課金を防止するためにクリック型の課金となっている。

ソネット・メディア・ネットワークス、「Logicad潜在顧客ターゲティング」を開始

広告主にとって優良顧客になることが見込まれる潜在顧客を、同社独自開発の人工知能を活用し発見するターゲティング商品を発表した。

fluct、「DoubleClick Ad Exchange」のアプリ向け広告の提供を開始

VOYAGE GROUPのfluctは、サイト運営者向けGoogle認定パートナーとして、Ad Exchange アプリ向け広告「Ad Exchange in-app ads」の代理提供を開始した。

【提携・買収】

ジオロジック、米AppNexusの認定を取得

ジオロジックは、AppNexusが同社のプラットフォームを理解した販売ベンダーに認定を行っているAppNexus Platform Certificate: Buy Side Essentialsを取得した。

【新会社・新組織】

サイバーエージェント、ブランド広告企業のインターネットマーケティングを支援する専門組織「次世代ブランド戦略室」を設立

この組織は、これまで従来のマス広告では実現しづらかったブランド広告効果を、インターネットマーケティング領域においてテクノロジーを駆使することで可視化することなどを目的にしている。

同社が扱いづらいマス予算をデジタルに向けることが目的となる。

ABOUT 野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長　　

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。

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