サイバーエージェント調査-2015年国内インフィード広告市場は768億円、2020年には3倍超の2478億円に
サイバーエージェントは、インフィード広告市場調査をデジタルインファクトと共同で実施、その結果を公表した。
ネイティブ広告のフォーマットとされているインフィード広告はもともとFacebookやTwitterなどで使われ始め、その後スマートフォンのニュースアプリなどにも広がり、今やスマートフォン広告の新しい広告フォーマットとして市民権を得たが、2015年の市場規模は768億円、2020年には2015年の3倍超、2478億円に達すると推計・予測している。
今回の調査では、インフィード広告市場を幾つかのカットでカテゴリー別に数値を公表している。
一つ目が、アプリ/Webの、プロモーション目的(需要)別規模。2015年時点で全体の24%を占めるアプリプロモーション需要は、2020年には全体の30%を占めると予測。
そして二つ目が、配信先別規模。Facebook、Twitter、LINEなどのソーシャルメディア、Yahoo!JAPAN(YDN)、スマートニュースなどが含まれるニュース・キュレーションアプリ・ポータル系、そしてその他に分類。2015年時点では全体の7割をソーシャルメディアが占めているが、今後配信先の多様化が進み、2020年には約半分(46%)がソーシャルメディア以外になると予測。
最後に三つ目が、クリエイティブの静止画/動画比率。
Facebookを中心に急増しているインフィード広告のクリエイティブが動画のものが、徐々に増え始めており、2020年には全体の1/4を占めると予測している。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。