×

サイバーエージェント アドテクスタジオ、人工知能をアドテク・広告配信に活用

サイバーエージェントのアドテクスタジオが、プロダクト開発に人工知能を活用することを目的に、人工知能・機械学習を研究する「AI Lab(エーアイ ラボ)」を設立した。

 

 

「AI Lab」は、2016年2月より、東京大学 佐藤一誠氏をアドバイザーとして迎え、人工知能・機械学習技術の応用を進める。

佐藤氏は、AI分野では若手トップリサーチャーとして知られ、海外での研究実績も豊富。
データマイニング・機械学習分野の代表的な国際カンファレンス「KDD」、「ICML」、「NIPS」などの常連である。
東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程を総代として修了後、東京大学情報基盤センターを経て、現在は東京大学大学院新領域創成科学研究科で、人工知能・機械学習・データマイニング分野の研究に従事している。

「AI Lab」は今後、佐藤氏と最先端の人工知能・機械学習について研究、その成果をアドテクノロジーに応用しプロダクトに反映させていく。

近年注目を集めている「人工知能(AI:Artificial Intelligence)」を活用したビジネスは、ECのレコメンド機能の活用など、ITの領域を中心に、その利用は広がっているが、アドテク業界では、米国RocketFuel台湾Appier、そして日本のLogicadなどのDSPサービスが、人工知能を採用している。今後も人工機能関連のプロダクトは、アドテクスタジオは勿論のこと、まだまだ出てきそうだ。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長  

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。