広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

MobileFuse、新たな計測レポートの提供を開始

米国のモバイル広告会社のMobileFuseは、広告主向けにレポートツールInsight Reportsを提供する。
天気やイベントなど刻々と変化する環境に関するモーメントデータも提供し、透明性を高めることにより高度な案件管理に利用してもらうことを目的にしている。

OpenX、PubNationが提供するAd Quality Platform の最初の認定パートナーへ

アドエクスチェンジのOpenXは、PubNationが発表した媒体社向けに広告スコアを判定するAd Quality Platformの最初の認定パートナーとなったことを発表した。
OpenXは、高品質な媒体へ配信することを目指す。

Sizmek、クロスデバイス分野でTapadと戦略的提携を発表

Sizmekは、クロスデバイス分野でTapadとグローバルで戦略的提携を行うことを発表した。Sizmekのソリューションでのクロスデバイスデバイス配信やレポートなどにおいてTapadの技術を利用する。

Rubicon Project、ホリデイシーズンの消費者動向調査内容を発表

Rubicon Projectは、ブラック・フライデー、サイバー・マンデーという最も消費者は活発になるホリデイシーズンの動向調査を行い報告した。
今年の消費者動向は1,000ドルを超えた昨年と同等かそれ以上になると予想される。

TubeMogul、オーストラリアとニュージランドのプログラマティック広告市場レポートを公開

TubeMogulは、2015 Q3のオーストラリア・ニュージランドの地域のプログラマティックビデオの現状についてのレポートを公開した。プログラマティックでのビデオ広告のオークション量は、4億400万程度に上り、昨年同期の４倍にまで成長しているという。

AOLプラットフォームズ、ONE by AOL: Display の広告配信最適化エンジン「AdLearn^®」をアップデート

AOLプラットフォームズは同社DSPのエンジンのアルゴリズムをアップデートさせた。具体的には、直近24時間以内の傾向を重視するモデルにすることで、これまで以上に効率的な配信を実現させた。

Digital Turbine、WPPなどトップエージェンシーと提携

モバイルマネタイゼーションプラットフォームのDigital Turbineは、ホリデイシーズンを前にWPPや電通など世界のトップエージェンシーと提携を発表した。

AppNexus、欧州10カ国においてマイクロソフト在庫の全てをプログラマティック取引にするシステムを発表

マイクロソフト傘下にある広告プラットフォームのAppNexusは、オーストリア・ベルギーなど欧州10カ国におけるマイクロソフト在庫をすべてプログラマティック広告取引にすることを発表した。

SpotX、複数メディアでのPMPソリューション「Curated Marketplaces」をリリース

動画広告プラットフォームのSpotXは、これまでにない動画広告PMPの考えを発表した。PMPは、媒体社と広告主が1:1であることが通常であるが、まだまだ少ない動画在庫を有効活用するため、複数の媒体社の在庫を束ねた形で、広告主とPMPの取引を行うモデルを発表した。

Xaxis、ニュージランドでの展開を開始

WPP系トレーディングのXaxisは、ニュージランドでの展開を開始する。 Xaxisは、過去３年間で日本を含むアジア地域での展開を急拡大させており、その流れの中ニュージランドにも進出した形となる。

ABOUT 野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長　　

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。

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