サイバーエージェント アドテクスタジオが米国市場に参入、サンフランシスコに拠点設立
サイバーエージェントのアドテクスタジオが、米国にサンフランシスコ支部を設立し、米国インターネット広告市場に参入することを公表した。(PDF)
米国での展開は、アドテクノロジー事業の拡大と米国向けスマートフォン広告の開発強化が目的とのことであり、サンフランシスコ支部はサービス開発拠点となる。
同拠点の設置により米国現地向けサービスの開発強化を行い、海外事業における売上高について 2017 年で 10 億円を目指すとのことである。
米国では、グループ会社のCyberZが既に2012年に同じサンフランシスコに拠点を設立している。
アドテクスタジオは、DSPやDMPをはじめ、数多くのプロダクトを持つが、およそ5兆円規模の米国デジタル広告市場に対して、どのようなプロダクトを核に据えて事業拡大を図るのかが、注目に値する。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。