アドテック関西2015の仕掛け人が語る「関西の、関西人による、関西のためのアドテック」 [インタビュー]
昨年初めて関西に上陸したアドテック関西が、今年も9月15日(火)、16日(水)に大阪で開催される。
今年の見どころなどについて、イベントを主催するdmg::events セールスマネージャーの中野博文氏に聞いた。
(聞き手:ExchangeWire編集長 野下 智之)
-まず、中野さんの自己紹介、ディーエムジー・イベンツ・ジャパン(dmg::events Japan)の事業概要、 貴社での中野さんの役割についてお聞かせください。
当社は、英国最大のメディア企業 「Daily Mail and General Trust plc」(DMGT)の子会社として2010年に設立されました。
dmg::eventsは、世界で150を超える業界大手のカンファレンスや展示会をプロデュースし、25種類の関連雑誌、ニュースペーパー、ディレクトリ、マーケットレポートを発行しています。
-昨年初めてアドテック関西を開催されました。 昨年、今年と関西でアドテックを企画・実施された背景、昨年の実施状況などについてお聞かせください。
「関西の、関西人による、関西のためのアドテック」を標榜して昨年の11月26、27日にローンチさせました。結果、延べ3470人の方にお越しいただきました。
また、そのうちの8割は大阪、京都、兵庫からの来場でした。
アドテクノロジー、マーケティングテクノロジーというと、東京中心のものとして見られがちですが、そうではないことを実証できたのではないかと思っております。
-アドテック関西 2015の概要についてお聞かせください。
アドテック関西は3つのコンテンツから構成されています。公式セッション、展示会、ネットワーキングパーティです。全てに参加すると、アドテックの本当の面白さが体感できるはずです。
また、アドテック関西2015ではセッション数を3トラックから4トラックへと増やし、展示会場も2倍近く広くしています。キーノートスピーカーには、初めて海外のトップマーケッターを招聘し、日本からもUSJ森岡CMOや大和ハウスの山本常務などの注目のキーパーソンが登壇予定です。
今年からデジタルマーケティング初心者の方のために、ビギナートラック(Dトラック)を作りました。ここはビジターパス(事前登録で無料)で参加することができます。
参加者数も500人増の4000人を見込んでいます。
-アドテック関西 2015の最大の売り、見どころはどのような点でしょうか。また関西ならではの特徴についてお聞かせください。
実行委員会にあたるアドバイザリーボードメンバーの半数が広告主です、広告主の意見を軸に作られているというのは特徴です。 また、グローバルの流れを取り入れて、今年はクリエイティブセッションやデータセッションが多いことも特徴です。
-アドテック関西 2015には、どのような方に参加をおすすめされますか?
これからデジタルマーケティングを始める!という方には特にオススメです。 今回のアドテック関西は、入門編セッションから上位セッションまで参加者のレベルに応じたセッションを多く、用意しています。
アドテックは大手企業のものではなく、中堅~中小企業まで全ての方々にとって 役立つ場となっています。無料のビジターパスでも十分勉強になります。
-最後に、ExchangeWireの読者の方に何かあればお願いいたします。
広告界のお祭りとか色々なことを言われますが、アドテックは参加して体感しないと分かりません。ビジターパスでも十分ですので、ぜひ一度参加してみてください。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。