デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム（以下DAC）が提供するDMPの「AudienceOne^®」と、DACが出資するアドイノベーションが提供するスマホアプリ計測ツール「AdStoreTracking」と連携を開始した。
 

これにより、「AudienceOne^®」から「AdStoreTracking」への連携により、「AdStoreTracking」のSDKを導入したアプリは、そのユーザーの行動履歴のみならず、「AudienceOne^®」の性別、年代、居住エリア、職業、世帯年収、未既婚などのデモグラフィック属性データを含めた分析が可能となる。

また逆に「AdStoreTracking」で分析、生成されたセグメント情報を「AudienceOne^®」に連携することで、サイコグラフィックデータ（ライフスタイルや趣味嗜好など）も用いた再分析、オーディエンスセグメント生成も可能となる。

そして、DACグループ連結子会社プラットフォーム・ワンが提供するDSP「MarketOne^®」を活用することでアプリ面のみならずWeb面へのターゲティング広告配信も可能となる。

アプリプロモーション領域では、これまでアドネットワークが中心であったが、その目的が従来の新規ユーザー獲得のみならずユーザーリテンションの獲得やROIを重視するようになるにつれて、DMPを活用したターゲティング配信は、今後徐々に増えていくこととなろう。

アドイノベーションは2014年1月にDACを割当先とする第三者割当増資を実施、現在DACの持分法適用関連会社である。

ABOUT 野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長　　

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。

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