ソネット・メディア・ネットワークスがゼータ・ブリッジと共同でテレビCMリアルタイム連動型広告配信を展開
ソネット・メディア・ネットワークス(以下SMN社)はゼータ・ブリッジとの間で、放映中のテレビCMのメタデータと連動するRTB広告配信の共同事業を行うことで合意した。
SMN社が提供しているDSP「Logicad」と、ゼータ・ブリッジのリアルタイムCM自動認識システムとを連携させることにより、放映中のテレビCMのメタデータと連動させたRTB広告配信を配信することを可能とさせる。
これによりテレビCMを出稿する広告主は、自社のCMが放映されると同時に、地域・性別をはじめとするセグメントされた視聴者のスマートフォンなどへ、テレビCMを補完する広告をほぼリアルタイムで広告配信することが可能となる。
なお同サービスは、関東・中部・関西地区を対象に、今年内の提供開始を予定しているとのことである。
ゼータ・ブリッジは、独自のリアルタイムCM自動認識システムを利用して、関東・中部・関西地区の民放テレビ局の「テレビCMメタデータ」を検出し、放送局、シンクタンク、マーケティングリサーチ会社、大手広告主、広告代理店向けに、データ提供をしている。
また、CM検出機能には、ソニー株式会社が開発した映像音声検索技術“AV-Marker”が使われている。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。