D2C・CCI、2014年スマートフォン広告市場、動画広告市場の推計結果を公表
電通系列のモバイル広告会社D2Cが、CCIと共同で実施した2014年のスマートフォン広告市場推計結果を公表した。
D2CとCCIは、半期ごとにスマートフォン広告市場規模推計を公表してきた。
今回の公表結果によると、2014年年間のスマートフォン広告市場規模は3450億円、対前年比166%と大きく成長、電通が今年2月に公表した2014年インターネット広告媒体費8245億円の42%に達した。
広告商品別の内訳は、枠売り広告が350億円(構成比10%)、成果報酬型広告が632億円(同18%)、運用型広告が2468億円(同72%)。また運用型広告の中では、検索連動型広告が1194億円(同35%)、アドネットワーク(運用型)が1015億円(同29%)、運用型のソーシャル広告は259億円(同8%)と推計している。
このうち運用型のソーシャル広告が対前年比で575%と高い成長を遂げた。
今回の調査では、動画広告市場推計結果も合わせて公表しており、2014年のPC・スマートフォンを合わせた市場規模を290億円程度の規模、インターネット広告媒体費の3.5%としている。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。