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LinkedInがAppNexusと提携しオーディエンスターゲティング広告の外部配信を開始

LinkedIn logo

ビジネスSNS世界最大手のLinkedInが、2月19日に、同サービスの登録ユーザー3億4700万人分のデータを活用したBtoBオーディエンスターゲティング広告の提供を開始した。

 

 

 

 

 

 

サービス名は、“LinkedIn Network Display“。広告配信先は、LinkedInサイトやアプリの他、提携する約2500のビジネス系サイトなどが対象となる。また、サービスの提供開始に当たり、AppNexusとの提携も行った。

 

LinkedInは、2014年8月にプロフェッショナルオーディエンスに特化したBtoBアドネットワークBizoを買収しており、今回のプロダクトはBizoのプロパティーを取り込んだものとなる。

 

LinkedInは、“LinkedIn Network Display”を利用可能な広告主として、いくつかの制限を設けている。

広告主には、少なくとも月間2万人の訪問者がいること、また広告出稿の契約は、四半期、または年間のサブスクリプション契約を行うことを求めている。LinkedInはサブスクリプションフィーを具体的には明らかにはしていない模様だが、既にLenovoやSamsung、Grouponなどが広告主として契約したとのことだ。

 

LinkedInが外部サイトを取り込んだ広告ビジネスを行うのは、実は今回が初めてではない。2008年9月にプレミアムアドネットワークCollective Mediaと提携し、”LinkedIn Audience Network”を提供した実績がある。この当時はまだLinkedInの登録ユーザー数は、2700万人程度であった。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長  

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。