AppLiftがAppirisを買収。非ゲームアプリを含めた全業種アプリプロモーション支援へと展開
モバイルアプリゲームプロモーション支援を行うAppLiftが、同グループの非ゲームアプリプロモーションの獲得系広告プラットフォームAppirisを獲得し、従来のモバイルアプリゲーム以外にも領域を広げ、全業種アプリのプロモーション支援に参入した。
AppLiftは、2012年8月に設立したドイツに本拠地を置くノンインセンティブCPIアドネットワーク事業者で、米国、韓国にも拠点を置き、グローバル展開を進めている。
Appirisは、2014年1月の設立後、タクシー配車アプリ「Lyft」、旅行予約サイト「Makemytrip」、eコマースアプリ「Myntra」、クラシファイド広告アプリ「OLX」、メッセージングアプリ「Paltalk」などをはじめ200以上にわたる様々な業種のアプリプロモーション支援を行っている。同社は2014年6月に黒字化を達成し、直近では毎月7桁ドルの売上を上げているとしている。
AppLiftはAppirisの事業領域と技術を統合し、全てアプリ広告主向けに、“LTV-powered user acquisition platform ”の構築を目指す。
AppirisのクライアントはAppLiftが持つメディアバイイングプラットフォームDataLift等、AppLiftが提供する技術を利用することが可能となるほか、AppLiftが米国・アジアの各オフィスを通して提供しているテレビ、YouTubeなどのメディアを利用したユーザー獲得キャンペーンの運用支援を受けることが可能となる。
AppLiftとAppirisはともに、ドイツに拠点を置くインキュベーターのHitFox Groupが設立にかかわり設立された事業者である。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。