Baidu(百度)2014年10-12月期売上は140.5億元(約2670億円)でモバイル売上比率が42%。12月検索広告売上モバイルが過半数
中国の検索最大手Baiduが、2014年10-12月期及び通気決算結果を2月11日に公表した。
10-12月期の売上は約140.5億元(約2670億円)で対前年成長率は+47.5%となった。
また、2014年通期売上は約490.5億元(約9320億円)、対前年成長率+53.6%となった。
Baiduの売上に占めるモバイル比率が急速に高まっており、10-12月期で42%(7-9月期は36%)、通期では37%がモバイルからの売上となった。
2013年(10-12月期のモバイル比率は20%強)からの1年間で、急速なモバイルシフトを遂げた。ちなみに、ユーザートラフィックは、7-9月期時点で既にモバイルがPCを上回っている。
また、同社の12月検索連動型広告売上において、モバイルがはじめてPCを上回ったとのことである。
Baiduは中国の検索連動型広告市場において圧倒的やシェアを持っており、日本と同様に、中国オンライン広告市場全体のトレンドがモバイルへと大きくシフトしている様子がうかがえる。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。