Adtileがセンサーモバイル広告プラットフォームFireMotionをリリース
米国サンディエゴを拠点とするスタートアップ企業のAdtile Technologiesが、センサーモバイル広告プラットフォームFireMotionを2月11日にリリースした。
同社は既にスマートフォンの加速度センサーを活用し、ユーザーの位置情報や、モバイルデバイスの動きに合わせて様々なユーザー体験を提供できるMotion Adをリリースしている。
今回FireMotionのリリースにより、パブリッシャーに対してOSの配布を開始すると同時に、広告主に対しては、同社が設置するMotionStoreで広告テンプレートの提供を開始した。
広告パフォーマンスに関するイニシャルのレポートでは、エンゲージメント率が30%を上回り、広告との接触時間は23秒、クリック率は6%を超える内容となったとのことであり、「オンライン広告・モバイル広告業界では最も優れたパフォーマンス水準である」とのことだ。
また、今回のリリースに合わせて、ユニバーサルショッピングカートを提供するTwoTap、パスマーケティングキャンペーンソリューションを提供するPassworksとの提携も表明した。これによりEコマース企業が、ユーザーが広告から別のページに遷移することなくオンラインショッピングができるユーザー体験を提供することが、技術的に可能となる。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。