モバイルアプリ支援大手のFiksuが、Webマーケティング支援に参入
米国ボストンに拠点を置くモバイル広告プラットフォーム大手Fiksuが、1月30日に新しいプロダクトをリリースした。
同社はアプリ広告トラッキングツールを開発し、モバイルゲームなどのアプリマーケティングプロモーションを支援する広告プラットフォームとして事業を拡大してきた。だが、今回のリリースによりブランド広告主、Webサイトを運営する広告主のマーケティング支援に乗り出した。
今回リリースしたプロダクトはブランディング系とダイレクトレスポンス系の二つ。
Fiksu Aware:ブランド広告主向けにユーザーの認知とエンゲージメントを促進する広告。
同社独自のモバイルユーザートラッキングデータ、クライアントが保有するデータ、オフライン・オンラインの3rdPARTYデータを組み合わせ、ブランドの適切なターゲットオーディエンスにリーチすることが可能。
Fiksu Response:その名称のとおり、ダイレクトレスポンス型の広告商品であり、リード生成、ユーザー登録、オンライン売上などの獲得効率を追求する広告。
同社は、米国のみならず、ロンドン、フィンランド、シンガポール、韓国、日本に拠点を置き、グローバル展開をしている。同社の収入規模は年間で1億ドル規模に達している模様だ。日本では2013年に東京にオフィスを開設、2014年より人員を拡充し本格的な事業展開をしている。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。