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米国アドテク大手企業が東南アジア通信キャリアと提携し、モバイル広告事業を拡大

米国大手アドテクノロジー企業Adknowledgeが、東南アジア大手通信事業者Axiataの広告子会社Axiata Digital Advertisingと提携し、合弁広告会社Adknowledge Asia Pacific Pte Ltd.を設立したことを、1月18日に公表した。

 

新設した合弁会社は、シンガポール、インド、香港、インドネシア、マレーシアを皮切りに、東南アジア地域でモバイル広告事業を拡大する。

 

Adknowledgeは、デマンドサイドの広告プラットフォーム事業を手掛けるグローバル企業である。現在、米国以外にも、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、中国、シンガポール、ブラジルなどに拠点を持ち、32か国で事業展開している。クライアント数は、大手広告主を中心に1000社以上に及ぶ。

 

Axiataは、マレーシアに本拠地を置く東南アジア地域最大手の通信事業者。マレーシア、インドネシア、スリサンカ、バングラディッシュ、コロンビアのモバイル通信キャリアを傘下にしており、またインド、シンガポールにおいてはモバイル通信キャリアとの資本・業務提携をしている。

(編集:三橋 ゆか里)

 

 

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長  

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。