Facebook「プレミアムビデオ広告」が日本でも開始 動画広告のレポーティング機能も公開
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on 2014年5月21日 in(ライター:岡 徳之)
Facebookは米国時間の5月20日、「プレミアムビデオ広告」を、日本を含む6地域の一部広告主を対象に提供を開始することを発表した。プレミアムビデオ広告は、ブランディングを目的とした広告主向けのソリューションとして3月に米国で開始されていた。
この広告フォーマットは、高品質な映像や音声を使って、できるだけ多くの人々にリーチしたいと考えている広告主に向けてデザインされた商品である。ニュースフィード内に配信される15秒の動画広告。ユーザーがスクロールし、その視界に入ると音声がない状態で自動再生され、視界から外れると動画の再生が自動的に止まる仕組み。ユーザーが動画をタップすると、フルスクリーン表示となり音声も再生される。広告配信が開始されるのは、数ヶ月後になる見込みだ。
同社は、本発表と同時に、機能が向上されたレポーティング機能「ビデオメトリックス」の提供の開始も発表している。ビデオメトリックスは、Facebook上に投稿された動画に対するユーザーの反応を知るためのツール。本ツールはグローバルで利用可能となる。
従来、Facebookページの管理人は動画視聴開始数(何人がビデオを見始めたのか)しか把握できなかったが、これにより、今後は延べ動画視聴回数、ユニークな動画視聴回数、平均視聴時間、視聴者のリテンションなども表示されるようになる。この指標は、広告であるかオーガニックな投稿であるかに関わらず、Facebookページにアップロードされた全ての動画(プレミアムビデオ広告含む)を対象に表示される。本機能はこれから数週間に渡って展開される予定である。
Facebook for business内のニュース記事
https://www.facebook.com/business/news/Premium-Video-Ads
(編集: 三橋 ゆか里)
ABOUT 大山 忍
ExchangeWire Japan 編集長
米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併。
2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベスト プラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)に関する執筆・講演を行う。