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AOLの動画広告プラットフォーム部門「Adap.tv」が日本参入

(ライター:岡 徳之

AOLオンライン・ジャパンは、AOLネットワークの一部門である動画広告プラットフォーム「Adap.tv」(アダプティービー) の日本市場参入、それに伴う、橋本久茂氏の代表取締役就任を発表した。

 

 

Adap.tvは、AOLネットワークの一部門で、国内外のブランド、代理店、メディアおよびアドネットワークが導入し、動画広告のプランニング、購入、効果測定を行っている動画広告プラットフォーム。ウェブ、テレビ、モバイル動画の月間の動画広告取引数は数十億に上り、全てシステム上で実行されている。

 

 

日本市場参入の背景について同社は、スマートフォンやタブレットなどのインターネットデバイスの普及に伴い、日本市場でも、この数年でオンライン動画の視聴率が急速に上がっていることを挙げた。ComScoreによると、日本の2012年12月の動画ユニーク視聴者数は6,000万人に上り、視聴時間も前年に比べ平均26%の伸び。日本のIP動画の成長に寄与するという。

 

 

橋本氏は、「Adap.tvはオンライン動画業界において最も先進的なビジネスで、オンライン動画の世界的な事業を牽引するために必要な人材と技術を育て続けています。日本のオンライン動画市場は急成長しており、また動画広告ビジネスが未開拓なままの市場でもあります。Adap.tvの動画プラットフォームを日本市場に浸透させることにより、日本のマーケターの目標達成に貢献できると考えております」

 

 

米国Adap.tv社長 Toby Gabriner氏は、「Adap.tvでは戦略的に可能性の高い市場に投資しており、日本への参入は弊社の成長戦略において大変重要な取り組みです。これまでオーストラリアのシドニーを地域拠点として日本でのオペレーションを行っていましたが、橋本氏の就任により日本でのビジネスを拡大し、洗練された動画広告技術をこの急成長市場にご紹介できることを大変嬉しく思っております」とそれぞれコメントしている。

 

 

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Adap.tv

 

 

ABOUT 大山 忍

大山 忍

ExchangeWire Japan 編集長

米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併。
2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベスト プラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)に関する執筆・講演を行う。