NEWS:ブレインパッド、データサイエンティスト育成分野での教育ビジネスに参入
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on 2013年8月07日 in(ライター:岡 徳之)
ブレインパッドは、ビッグデータや統計学への関心の高まりとともに注目される「データサイエンティスト(分析人材)」の育成ならびに、企業におけるビッグデータ分析組織の導入を支援する研修プログラムを開発し、教育ビジネスに新規参入する。
その第一弾として「データサイエンティスト」のコアスキル確立を支援する「データサイエンティスト入門研修 SQLによる集計・分析」の提供を開始。本サービスは、同社がクライアント企業に提供してきた分析サービスのノウハウと、社内向けに実施してきた人材育成プログラムを体系化したもの。
今後の目標として、2014年6月末までに15回の研修プログラムを開催し、約300名の受講生に本サービスを提供することを目指す。また、将来的には、本サービスのコンテンツを活用した「eラーニング講座」の提供も視野に入れ、サービスの拡充を図る。
同社は、2007年より新卒採用者を中心に、社内で独自に分析人材を育成し、現在、50名を超えるデータサイエンティストを有している。また、本年1月には、中国・大連市にデータ分析業務のオフショア拠点を設立するなど、分析人材の育成と組織構築に取り組んできた。
データ分析の中核人材となる「データサイエンティスト」には、「ビジネス/問題解決」、「データサイエンス/分析」、「IT/エンジニアリング」などの広範囲にわたる知識・経験と、これらを有機的に結び付けてビジネス改善につなげる力が必要であると言われている。
しかし、国内では、これらを体系的に学べる機会が少ないことが人材育成上の課題となっており、同社には「データサイエンティストをどのように育成すればいいのか」、「どのようなスキルを身につければいいのか」といった声が多数寄せられていたという。
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株式会社ブレインパッド
ABOUT 大山 忍
ExchangeWire Japan 編集長
米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併。
2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベスト プラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)に関する執筆・講演を行う。