NEWS: モバイル広告市場の統計データが公開、Facebookが急伸 〜eMarketer社調査
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on 2013年6月20日 in(ライター:岡 徳之)
デジタルマーケティングに関する調査を行う、米eMarketer社は近年のモバイル広告市場に関する統計を発表した。それによると、2013年は全モバイル広告市場150.82億ドルのうち、Googleが80.85億ドルと他を大きく突き放し首位。続いて、Facebookが20.04億ドル、Pandoraが4億ドル、また、Twitterが3.1億ドルという結果になった。
2011〜2013年までのモバイル広告市場の推移
中でもFacebookの急伸には目を見張るものがある。昨年の4.7億ドルからその金額は大きく跳ね上がり、世界中のモバイル広告市場シェアの12.9%を占めるまでに成長した。ちなみに、Googleのシェアは昨年の52.36%から微増の55.97%だ。
2011〜2013年までのモバイル広告市場におけるシェアの推移
参考までに、こちらがモバイルのみではなくウェブ広告全体のシェアをあらわした表。Googleが圧倒的ではあるが、Facebookは昨年Yahoo!を抜き市場シェア2位躍り出るなど、こちらでも存在感を示していることが分かる。
2011〜2013年までのウェブ広告市場におけるシェアの推移
調査を行ったeMarketer社は、「他のプレイヤーが現れ、潜在的な大きなシェアを獲得できる余地はまだ隠されていると信じている」とコメントしている。
■ 関連リンク
Google Takes Home Half of Worldwide Mobile Internet Ad Revenues(eMarketer)
ABOUT 大山 忍
ExchangeWire Japan 編集長
米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併。
2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベスト プラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)に関する執筆・講演を行う。