NEWS: Videologyがデジタル広告プラットフォーム拡張で6000万ドルの資金調達
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on 2013年6月05日 in(ライター:岡 徳之)
ビデオ技術プラットフォームのVideologyは29日、Catalyst Investorsが幹事を務めた6000万ドル(約60億円)の資金調達をするための「Series D」ラウンドが完了したと発表した。 |
現在、Videologyに投資しているNew Enterprise Associates(NEA)、Valhalla Partners、Comcast Venturesは今回の融資にも応じており、さらに新規の投資家Pinnacle Venturesも加わった。
2007年の創立以来、Videologyのプラットフォームは世界の代理店、メディア企業によって採用されてきた。今日、同社は12カ国で業務を行い、世界で毎年約900のブランドの広告キャンペーンを実施、3年間の年平均成長率(CAGR)は190%に達している。
今回の資金調達からの収入はテレビ・マーケティングの力をパソコン、モバイル、コネクテッド・テレビその他の新規技術を含めた高成長を続けるインターネット利用環境と統合する同社の技術をさらに発展させるために使われることになる。
Videologyのスコット・ファーバー会長兼最高経営責任者(CEO)は「当社は先端的な技術プラットフォームを足場に、メディア、モバイル、マルチチャンネル・ビデオ配給会社のための次世代ツールを加えて、さらに当社のエコシステムの連結性を向上させる。(中略)Videologyの技術プラットフォームは同社の数学、最適化分野の深い基礎、歴史に基づいて、代理店や広告主に対してテレビ・マーケット特有のフィーチャーや仕様を提供すると同時に先端的なターゲティング広告、最適化、コスト削減を可能にしている」と述べている。
■ 関連リンク
Videologygroup
http://videologygroup.com/index.php/en/
ABOUT 大山 忍
ExchangeWire Japan 編集長
米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併。
2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベスト プラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)に関する執筆・講演を行う。