×

News: AJ Media Network、FOXのオンライン広告部門dotFOXを共同でRTB型『スキン広告ネットワーク』を開始

(ライター:岡 徳之

 

AJ Media Network LLCは、「リッチメディア・プライベートエクスチェンジ」RTBプラットフォームの提供により、FOXインターナショナル・チャンネルズ株式会社のオンライン広告部門dotFOX(ドット・フォックス)と共同で『スキン広告ネットワーク』を開始すると発表した。

AJMNが提供する「リッチメディア・プライベートエクスチェンジ」は、リアル・タイム・ビディング(RTB)により一定のデマンドサイド(広告主・広告代理店)とサプライサイド(サイト運営者やアドネットワーク)のオンライン広告を繋げるプラットフォーム。今回はこのRTB広告配信技術を、通常バナー広告よりパフォーマンスの高いスキン広告に使用するという、日本初の取り組みだ。

 

スキン広告とは、ウェブサイト上でコンテンツ面の周囲を囲むような形で広告を表示する商品のこと。通常の広告に比べて、視認性が非常に高いため、ブランド認知向上や広告のクリック率向上に高い効果が見込めるという特徴がある。今までは、スキン広告購入の際は、サイト毎に購入する必要があったが、この度の協業で、AJMN社の提供するスキン広告配信技術と、FOXの運営するアドネットワークとの組み合わせによって、複数のサイトへスキン広告を一斉に配信することができるようになる。また、配信が一度に出来るだけでなく、広告原稿もサイト毎の入稿が不要となり、より効率的な広告展開が可能となる。

 

先に実施したあるβテストでは、通常のアドネットワークの平均CTR(クリック率)が0.07%に対し、スキン広告のアドネットワークの平均CTRが0.4%という結果も出ており、明らかに高い効果が期待できることが分かったという。

 

■ 関連リンク

AJ Media Network LCC

http://ajmedianetwork.com/jp/

 

ABOUT 大山 忍

大山 忍

ExchangeWire Japan 編集長

米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併。
2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベスト プラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)に関する執筆・講演を行う。