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NEWS: ブレインパッドとFringe81、第三者配信アドサーバのログデータを利用した分析サービスで業務提携

データマイニングのブレインパッドと、インターネット広告テクノロジー開発企業のFringe81は12月13日、Fringe81の提供する第三者配信アドサーバ「digitalice(デジタリス)」のログデータを利用した分析サービス提供に関して業務提携すると発表した。

広告主が一括して媒体に広告を配信する「第三者配信アドサーバ」を利用する企業が増え、広告出稿の効果を技術的に検証可能になった一方、膨大なデータを的確に分析し効果測定に利用する事は広告主の大きな負担となっていた。マーケティングデータの分析やデータマイニング技術をベースにした分析力を強みとするブレインパッドと提携することにより、広告配信から効果分析まで、統合的なマーケティングパッケージを広告主へ提供可能となる。

第一弾としては、ユーザーのサイトへの流入経路の媒体やキーワードから、ウェブ上でコンバージョンに至るまでの特徴的な行動パターンを可視化する「カスタマージャーニー分析」を提供する予定。

今後は、広告のコンバージョンへの間接効果を分析する「アトリビューション分析」に関する新たなサービスなどを展開する予定だという。

ABOUT 大山 忍

大山 忍

ExchangeWire Japan 編集長

米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併。
2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベスト プラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)に関する執筆・講演を行う。