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NEWS: 2013年グローバル広告市場予測、オンライン動画やモバイルへの投資増加で、デジタルメディアの収益が13.5%拡大

広告会社インターパブリック・グループ 傘下の米マグナグローバルは12月4日、2013年のグローバル広告市場予測を発表し、デジタルメディアの収益は13.5%増の見込みで、そのうち従来のバナーやスポンサー広告は 6%増と低迷するが、オンライン動画、モバイルおよび有料検索は 14%増と堅調な成長が見込めるとの見通しを示した。

2014 年以降オンライン広告は DSP を利用した RTB 取引(リアルタイム入札)の開発が進み、より安価になることにより市場拡大が予測され、2017 年には米国におけるオンライン広告の 43%が DSP を 利用したプログラマティックなバイイング(データに基づく自動的な広告枠買い付け)に切り替わる調査結果をだしている。

グローバル・フォーキャストの EVP およびディレクターのヴィンセント・レタング氏は、今後タブレットの低価格化が進み、モバイルメディアの位置づけが加速度的に変化すると指摘。事実、世界的にモバイル広告費は既に60億ドル(約4,908億円)におよび、デジタル広告の6%、広告費全体の1%にのぼっている。2017年には、グローバルなモバイル広告市場規模は240億ドル(約1兆9,632億円)になり、デジタル広告の14%、総広告費の4%になると予測している。

ABOUT 大山 忍

大山 忍

ExchangeWire Japan 編集長

米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併。
2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベスト プラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)に関する執筆・講演を行う。