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アドテク業界の名コンビ復活、山口武氏がOguryに参画[インタビュー]

ノリのよい個性豊かなあのチームに、新たに強烈な個性が加わった。

独自のクッキー・IDレステクノロジーによる「ペルソナ・ターゲティング広告」で知られるOgury に、元IAS(Integral Ad Science) Country Manager、前Media.Monks Country Managerを歴任した山口 武氏が、コマーシャルディレクターとして参画した。

Ogury参画の背景と、今後の抱負を認識されている業界課題など絡め、少し気になるあの元同僚への想いと合わせて、お話を伺った。

(聞き手:ExchangeWire JAPAN 野下 智之)

 

―自己紹介をお願いします。

山口 武と申します。NY、東京でいくつかのアドテク企業で経験を積ませていただいた後、IAS、Media.MonksでCountry Managerの経験を経て、この度Oguryに参画させていただきました。

―今回Oguryに参画された背景について、お聞かせください。

IASにて8年近くアドベリベンダーの観点から日本市場を見てきた中で、ブランドセーフティやビューアビリティ、アドフラウドの問題がある中で、本質的ではないKPIに広告出稿が寄せられ、デジタルの広告が伸びない上に国内の優良なパブリッシャーに広告費が還元されない悪循環を見てきました。
そこにクッキーレスなどの問題も迫ってきており、新しいソリューションが急速に求められていることを感じてきました。
そんな中、Oguryは業界にとって一つの「解」になるソリューションだと思い。今回参画いたしました。

―Oguryではどのような役割を担われるのでしょうか。

タイトルはCommercial Directorになります。端的にいうとCommercial チームの一員として動きつつ、啓蒙活動、営業戦略や国内向けのセールスピッチの構成などに力を入れていきます。

―ご認識される業界課題と、それに対してのご自身の目標・お取組みについて、お聞かせください。

前途にもある通り、本質から離れたKPIを追い求めた結果、広告を買う側にも売る側にもなんらメリットのないマーケットの習慣が成立、継続されています。余談ですが自分は大学で映画制作の勉強を経て卒業後映画やテレビ制作の仕事をしていた時期があり、その経験もあり、「コンテンツ」を作る方々の「対価」となることが広告の重要な役割の一つだと思っています。
マーケターにとってもパブリッシャーにとっても有益な広告取引が業界の健全な成長に不可欠だと思っており、IASやOguryのような会社に身を投じております。

―最後に。元同僚の方がいらっしゃるとのことですが、そのこともご参画に、なんらかの決め手になったのでしょうか?

全くないです!

というのは冗談で、やはり信頼できる存在、仲間がいることは大きい要因になりました。また、元同僚の新井博子さん以外のOguryメンバーも以前から面識があり、チームとしても非常にリスペクトできる存在だったことが、参画した大きな決め手になります。

 

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長  

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。