先週のアドテクシーン:Adjust、広告の不正防止連合(CAAF)を結成
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
【新サービス・新機能】
インスタグラム、ストーリーズ広告における3つのアップデートを発表
インスタグラムは、ストーリーズ広告における3つのアップデートを発表した。
キャンバスの利用可能・オーガニックの広告再利用可能・配信の最適化ロジックをアップデートの3つとなる。
トランスコスモス、インフィード広告が得意な「AIコピーライター 言葉 匠」(β版)を独自開発
トランスコスモスは、インフィード広告を中心としたテキスト広告のコピー生成支援システム「AIコピーライター 言葉 匠」(β版)を独自開発した。
正式版は、2018年春頃のサービス化を予定とのこと。
ログリー、オウンドメディアのユーザー定着を支援するコンサルティングパッケージを提供
ログリーは、コンテンツレコメンデーション&ネイティブ広告プラットフォーム「logly lift」とメディアサイトのユーザー定着度合いを分析し、育成・増加を支援するツール「Loyalfarm」を通して、オウンドメディアにおけるユーザーの育成と定着を支援するサービスを開始した。
popIn、管理画面を多言語化し増加する台湾・韓国への越境ECやインバウンドに対応
popInは、popIn Discovery の広告配信管理画面を日本語、台湾語(繁体字)、韓国語、英語に対応し、それぞれ自由に切り替えを可能にした。
【サービス連携・業務提携】
GMOアドマーケティングのコンテンツレコメンドウィジェット「TAXEL byGMO」、動画広告ネットワーク「ULIZA Premium Video Network」と連携
この提携により「TAXEL byGMO」のレコメンドウィジェット内の広告スペースにインフィード型広告として「ULIZA PremiumVideo Network」経由で配信される動画広告を掲載可能となった。
小学館の「マンガワン」、AppLovinのモバイルマーケティングプラットフォームと連携
小学館の「マンガワン」は、AppLovinのモバイルマーケティングプラットフォームと連携した。
これによりAppLovinがマンガワンにネイティブ広告を配信可能になった。
アイモバイルの動画アドネットワーク「maio」、トークるんのAR動画再生システム「スマート動画」と独占提携開始
トークるんのAR動画再生システム「スマート動画」は、雑誌と連携しておりヤングチャンピオン(秋田書店)、GOLFコミック(秋田書店)、MOTOツーリング(内外出版社)などが参加を表明している。
【新会社・新組織】
サイバーエージェント、企業の販売促進活動支援強化を目的に専門部署を設置
サイバーエージェントは、企業の販売促進活動支援強化を目的にワンストップで提案を行う「次世代ブランド戦略室 販促部門」および、LINEを活用し来店促進を図る専門組織「販促革命センター」を設置した。
Adjust、広告の不正防止連合(CAAF)を結成
adjustは、不正防止連合(Coalition Against Ad Fraud)の拡大と同連合への新たな加入ガイドラインを発表した。
新メンバーにはDynalyst、アイモバイル、nend を初め、AdAction、AdColony、AppLift、Aarki、Fyber、InMobi、Ironsource、Jampp、Liftoff、Remerge、VungleそしてYouAppiの15社が名を連ねた。
【資金調達】
Crevo、動画制作プラットフォーム「Collet」をリリース、総額3.1億円の資金調達も実施
Crevoは、労働集約的になりがちな制作現場の生産性を上げる動画制作プラットフォーム「Collet」をリリースし、限定30社のユーザー募集を開始した。また伊藤忠テクノロジーベンチャーズなどから総額3.1億円の資金調達を実施し、開発や運用を手厚くすることも発表した。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。