先週のグローバルアドテクシーン:アライドアーキテクツ、テンセント社と国内初の公式DSPパートナー契約を締結
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
DAC、DAC Tech Vietnamを子会社化
DACは、DACのオフショア開発拠点であったベトナムのDAC Tech Vietnamを買収し連結子会社化をした。子会社化によりさらなるオフショア体制の強化によりテクノロジーサービスを充実させる。
Eyeota、MeritDirectとの提携をイギリスとフランスにも拡大
データプラットフォームのEyeotaは、MeritDirectとの提携をイギリスとフランスにも拡大した。これにより既に提供していた米国と同様にMeritDirectがもつ企業データを元に作成したセグメントへ広告配信が可能となる。
Publishers Clearing House、OpenXと提携
ダイレクトマーケティングに強みを持つPublishers Clearing Houseは、OpenXと提携し彼らのビッダーを利用することで26%の収益増を達成したことを発表した。
Bidtellect、第4世代ネイティブ広告DSPをリリース
Bidtellectは、同社のDSPの第4世代バージョンのアップデートを公開した。
コンテキシャルターゲティング機能やUI改善によるワークフローの効率化などが盛り込まれている。
アライドアーキテクツ、テンセント社と国内初の公式DSPパートナー契約を締結
アライドアーキテクツ、中国で最大のメッセージサービス「WeChat」などを提供するテンセント社と国内初の公式DSPパートナー契約を締結した。
テンセントのDSP「TencentTui」を運用しインバウンドビジネス支援を行う。
Google、YouTubeの第三者による視認性レポートのMRC認定を発表
Googleは、数値の信頼性を担保する目的でYouTubeのMoatやIASなど第三者による視認性レポートもメディア格付け協議会であるMRCの認定を受けたことを発表した。
PubMatic、2016 Q4のモバイル市場トレンドレポートを発表 -ヘッダー入札が牽引-
PubMaticは、定期的に出しているモバイル市場トレンドレポートの2016 Q4版を発表した。ハイライトとして、モバイル広告もやはりヘッダー入札が牽引をし始めており、昨対比50倍の成長を記録したと発表した。
広告プラットフォームのDataXuとエージェンシーのDWA、伝統的なテレビCM購入の変革へ
広告プラットフォームのDataXuとエージェンシーのDWAは、顧客データを利用したリニアTV広告キャンペーンによって従来の11倍のエンゲージメントを獲得したとし、伝統的なテレビCM購入の変革をもたらしていくことを宣言した。
Rubicon ProjectとMetamarkets、プログラマティック広告向け分析ツールを提供開始
プログラマティック広告向け分析ツールを提供するMetamarketsは、Rubicon Projectの広告の分析を可能にしたことを発表した。
Metamarketsはインタラクティブはダッシュボードに特徴がある。
InMobi、欧州にてフルスタックのビデオ広告ソリューションを提供開始
モバイルプログラマティック広告のInMobiは、欧州にて360度動画や縦型動画を含めたリッチな動画フォーマットをすべて扱えるフルスタックのビデオ広告ソリューションを提供開始した。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。