先週のグローバルアドテクシーン:アドビ、動画広告プラットフォームのTubeMogulを5億4000万ドルで買収
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
Meredith Digital、The Trade Deskと提携してEC向けプログラマティックプラットフォームを構築
女性向けメディアグループのMeredith Digitalは、The Trade Deskと提携してデジタル上で買い物をするユーザー向けのプログラマティックプラットフォームを構築した。
Sizmek、Ad Builderにインタラクティブ動画広告作成機能を追加
Sizmekは、広告作成ツールのAd BuilderにHTML5 VPAIDに対応したインタラクティブ動画広告作成機能を追加した。
Sharethrough、Yahoo!やDoubleClickなどで経験のある新たなVPを採用
ネイティブ広告プラットフォームのSharethroughは、Yahoo!・DoubleClick・Sizmekなど大手アドテク会社で長年の業界経験を持つ新たなVPをプロダクトマネージャーとして採用した。
パフォーマンス広告のMerkle、デジタルエージェンシーのAxis41を買収
パフォーマンス広告を得意とするエージェンシーのMerkleは、デジタルエージェンシーのAxis41を買収した。
Merkleとしては電通傘下に入って最初の買収となる。
Criteo、2016年第3四半期の決算を発表
Criteoは、2016年第3四半期の決算を発表した。収益は27%増加をし、4億2,400万ドルにまで達した。
HookLogicの買収などの情報も盛り込まれている。
Google、2017年7月3日までに動画広告をHTML5への完全移行を発表
GoogleとDoubleClcikは、来年2017年の7月3日に動画広告をHTML5へ完全移行することを発表した。
これは主要ブラウザが近々Flashのサポートを終了することを受けての対応となる。
Videology、新たなレベルのオーディエンスディスカバリー機能のためAudienceProjectと提携
Videologyは、新たなレベルのオーディエンスディスカバリー機能のため多様なオーディエンスデータを保有しているAudienceProjectと提携した。
TubeMogul、アトリビューション機能を提供開始
TubeMogulは、自社開発のアトリビューション機能「 Ad Swap 」の提供を開始した。
Hotels.comなどのテストクライアントが使用しており成果があがったため、一般ローンチとなった。
ソーシャル向け動画プラットフォームWochit、1,300万ドルを調達
様々なソーシャル向けに動画を最適化しプラットフォームWochit、ProSiebenSat.1から1,300万ドルの調達を行ったことを発表した。
アドビ、動画広告プラットフォームのTubeMogulを5億4000万ドルで買収
アドビは、同社の動画マーケティング事業の強化のため動画広告プラットフォームのTubeMogulを5億4000万ドルで買収した。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。