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先週のアドテクシーン: The Trade Deskが米国NASDAQ上場、アイモバイル東証マザーズ上場へ

日本国内、アドテクシーン画像

 
 

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
先週は、国内外2社のIPOに関するニュースが聞かれた。

【イベント】

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【新会社・新組織・IPO】

The Trade Desk、米国NASDAQに上場

日本でも事業を展開しているThe Trade Deskは、9/21に米国NASDAQに上場した。
上場後の新規株式公開価格は1株あたり18ドルであったが、初値は大幅増の28.75ドルを付けた。

アイモバイル、東証マザーズ上場へ

スマートフォンアドネットワーク最大手のアイモバイルが、東証マザーズへの上場承認を受けた。
上場は10/28を予定している。

【新サービス・新機能】

電通とハロイド、テレビとスマホを繋ぐO2O2Oスキームを共同で企画・開発

電通は、ハロイドと共同でキャンペーン参加を促す企画テレビCMに触れた視聴者を流通店舗へと誘導するO2O2O(Onair to Online to Offline)スキームを共同で企画・開発した。

ロックオン、トライステージと共同開発した アドエビスの新サービス「TVエビス」を販売開始

ロックオンは、8月に事前リリースをしていたトライステージと共同開発した アドエビスの新サービス「TVエビス」について販売を開始したことを発表した。

サイカ、プロモーション分析ツール「XICA magellan」を正式リリース

統計テクノロジーのベンチャーであるサイカは、マーケターからのヒアリングを多く行いプロモーション分析ツール「XICA magellan」を開発し、正式リリースをした。
すでにDMMラボなどが使用している。

【サービス連携・業務提携】

エム・データ、FULLERと業務提携~テレビCMとアプリ利用データとの相関分析や効果測定を可能に~

テレビのメタデータを蓄積しているエム・データとアプリ解析ツール「App Ape」を提供しているFULLERは業務提携し、TVCMとアプリ利用データとの相関分析や効果測定を可能にした。(PDFアイコンPDF)

トランスコスモス、フィードフォースと協業しLINE「Official Web App」に対応したサービスを提供開始

トランスコスモスとフィードフォースは協業し、WEBサイト事業者向けに自らが運営するWebサービスにおいてLINEアカウントを利用した様々なマーケティング活動が行えるように開発をするサービスの提供を開始した。

【資本提携・買収】

AOL、三井物産から譲渡を受けAOLプラットフォームズ・ ジャパンを完全子会社化

ベライゾン子会社のAOLは、これまでパートナー会社として株式を保有していた三井物産から全ての株式の譲渡を受けAOLプラットフォーム・ジャパンを完全子会社化した。

【市場調査】

Appier、クロスデバイス利用動向調査 日本版(2016年上半期)の結果を発表

AI(人工知能)テクノロジー企業のAppier(エイピア)は、最新の「アジア太平洋地域におけるクロスデバイス利用動向調査」の日本版の結果を発表した。
この調査では、日本のユーザーが複数のデジタルデバイス(PC、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ等)を利用する傾向が高まっており、かつユーザーのデバイス間の行動が今まで以上に複雑になってきていることが明らかとなった。

【その他】

電通、デジタル広告サービスにおける不適切業務の発生を公表

電通が、同社及び国内グループ会社の一部が国内で行った運用型など広告主向けのデジタル広告サービスにおいて、対象広告主数111社、金額規模は約2億3千万円に及ぶ不適切業務が行われていたことを公表した。
同社は社内調査チームを組成し、不適切業務が発生した原因解明や業務実態の把握、検証を企図した調査に着手し、現在も継続している。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長  

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。