エディトリアルアドスタジオ、 レコメンド エンジンでStudio Ousiaと提携
サイバーエージェントは、同社エディトリアルアドスタジオが運営するメディア向けリコメンドエンジン「A.J.A. Recommend Engine」の技術開発において、株式会社Studio Ousiaとの業務提携を行う。
エディトリアルアドスタジオとは、サイバーエージェントが運営する「Spotlight」「by.S」で展開する「エディトリアルアド」のコンテンツ力強化・効果向上を目的に、2015年10月に設立されたコンテンツマーケティングの専門組織。
「A.J.A. Recommend Engine」は、今年4月にリリースされた、ユーザーの興味関心や行動、見ている記事の特長、記事の話題性などを自動解析し、関連したコンテンツを表示することでユーザーのコンテンツ回遊性を高めてメディアの継続的成長を促進するソリューション。もともとは、同社が運営する「Spotlight」「by.S」「Ameba」などで使われていたが、4月以降外部メディアに対しても提供されており、同社は年内に大手を中心に100メディアに導入することを目標としている。
今回の提携先であるStudio Ousiaは、自然言語処理技術を専門に研究・開発を行うベンチャー企業。同社が開発した人工知能を用いた言語処理エンジンは、国際的に高い評価を得ており、「世界最高水準の技術を有している。」とのことである。
同技術を「A.J.A. Recommend Engine」が持つ日本語解析技術に応用することで、レコメンド精度の向上や回遊効果及び広告効果の最大化を図る。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。