×

先週のアドテクシーン:電通とアクセルマーク、ブランド体験を高めるスマートデバイス向け広告サービス 「BRAND SCREEN」の提供開始

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
 

 

 

 

ジーニー、プライベート・マーケットプレイス提供開始~1st Partyデータを用いた自社商品を販売可能に~

Genieeは既に行っているSSP事業を拡大させる形で、バイヤー向けのコンソールを設けPMPの提供を開始する。
Genieeを使用している媒体は自らのデータを付加価値として直接取引がバイヤーと行えるようになる。
 

メタップス、プライベートDMPと連携して 類似性の高いアプリユーザにリーチできるターゲティング広告 「Metaps Audience Network」の提供を開始

メタップスは、アプリ広告でも人ベースでターゲティング広告が行えるサービスを提供開始する。
cookieが利用できないアプリは、オーディエンスターゲティング分野で未発達であったが、同社が提供する「Metaps Analytics」のプライベートDMP機能をベースにそこへのオーディエンスへのターゲティング配信を可能にする。
 

スマートフォンアプリインストール広告のエイトクロップス、記事広告の自動配信機能「adcrops Wire」を提供開始

ファンコミュニケーションズの連結子会社であるエイトクロップスは、記事広告の自動配信サービスを提供開始する。

まずはiOSに対応し、今後はAndroidにも対応するという。媒体社が都度作成していた記事広告をフォーマット含めネットワーク化し、配信するコンテンツ広告のアドネットワーク構想である。
 

電通グループ3社、データとテクノロジーを統合的に活用した次世代型マーケティングを推進する「Dentsu Data Driver」立ち上げ

電通、ネクステッジ電通、電通イーマケティングワンの3社はデータ分析から案件実施までのマーケティングを一体でのソリューションを提供するために新たな枠組みを発表した。
 

ソネット・メディア・ネットワークス、『Logicad ダイナミッククリエイティブ』の提供を開始

DSPのLogicadは、新たにダイナミッククリエイティブに対応する。ダイナミッククリエイティブは、広告主サイトの閲覧データのフィードを元に、配信する広告クリエイティブをダイナミックの最適化しターゲティングするソリューションである。
 

ニールセン、デジタル広告視聴率にビューアビリティ指標を追加

ニールセンは、元から提供しているデジタル広告視聴率にオプションとしてビューアビリティ指標を追加した。市場としてビューアビリティの指標への需要の高まりを受けてIABの基準に準拠した形のレポートを提供する。
 

Facebook、リード獲得広告を正式リリース

Facebookは、Facebookに登録されている情報を自動連携させる形でリード獲得広告をリリースした。これにより、ニュースレターの購読、イベントへの参加登録、キャンペーンへの申し込み、商品に関するお問い合わせなど情報の入力が必要であったキャンペーンのユーザハードルが大きく下がることが期待される。
 

Satori、株式会社フュージョンパートナー及び個人投資家による総額8,000万円の第三者割当増資を実施

今年の9月に設立され、DMP連携の次世代型マーケティングオートメーションツールを提供するSatoriは、SaaS事業等を行っているフュージョンパートナーや個人投資家らから8,000万の資金調達を実施した。
 

インティメート・マージャー、 広告不正(アドフラウド)対策ソリューション「IM Fraudbuster」をリリース

フリークアウト傘下のインティメート・マージャーは、アドフラウド対策ソリューションを国内では初めてリリースした。これまで同社が集めたデータを元に、不審な動きを導きだし、提携している配信ソリューションの中のアドフラウドを検知する。
 

Evory 、『 Evory DSP 』スマートフォン面への配信を開始

アイモバイルとPlatform IDの共同子会社であるEvoryは、同社が提供するEvory DSPは、スマホでも配信を開始した。モバイル領域はアイモバイルの得意領域でもあり相乗効果が期待される。
 

ブレインパッド、自然言語処理エンジン「Mynd plus」をリリース

ブレインパッドは、先日傘下にしたMynd社の技術を利用し、自然言語処理エンジンをリリースした。サイトコンテンツのテキストを読み込み分析・識別を行う。記事の自動タグ付けやセマンティックなターゲティング広告等での利用を想定している。
 

電通とアクセルマーク、 ブランド体験を高めるスマートデバイス向け広告サービス 「BRAND SCREEN」の提供開始

電通は、セプテーニ傘下でスマホソリューションやゲーム事業を行っているアクセルマークと提携を発表した。スマホの方向けやシェイクなどのモーションを利用したリッチな広告体験を提供するためである。
 

 

 

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長  

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。