先週のアドテクシーン: Yahoo! JAPAN、サイバーエージェントグループのAJA、PMPを公表
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
【新サービス・新機能】
ADK、多面的な若者バイラルマーケティング分析を可能にする 「ワカナビセブン」を開発
ADKとデータ分析を得意とする子会社のアクシバルは、若年層(18~29歳男女)の情報拡散の構造を7つのクラスターごとに分析する新しいツール「ワカナビセブン」を開発・提供を開始した。
アウトブレイン、インタレスト拡張配信の提供を開始
アウトブレインは、ソーシャルメディア・サーチエンジン・広告反応など様々なアクションデータをベースにして分析したインタレストに基づいた拡張配信の提供を開始した。
LOCUS、「楽天市場」出店店舗向けの動画作成ツール「FastVideo for 楽天市場」の提供を開始
LOCUSは、「楽天市場」に出店しているEC事業者向けの動画作成ツール「FastVideo for 楽天市場」の提供を開始した。
FastVideoは、目的に最適化されたテンプレートに画像や動画などの素材を当てはめるだけで、簡単にオリジナル動画が制作できる動画制作ツールである。
ニールセン、デジタル広告視聴率によるTwitterの計測を新たに世界23市場で開始
ニールセンのデジタル広告視聴率は、日本含めた世界23市場においてTwitterのソーシャルプラットフォーム上の広告が意図された視聴者に、どれだけ効果的に到達したのかを測定を開始した。
サイバーエージェントグループのAJA 、広告主企業とメディアのブランドセーフティを実現するプライベートマーケットプレイス「AJA PMP」を提供開始
サイバーエージェントグループのAJA は昨今のアドセーフへの需要の高まりを受け広告主企業・メディア双方のブランドセーフティを実現するPMPとして「AJA PMP」の提供を開始した。
Amebaのノウハウを活かしつつ24時間有人監視などで信頼を担保する。
Yahoo! JAPAN、プログラマティック広告領域を強化
Yahoo! JAPANは、「Yahoo!アドエクスチェンジ」を通じて「Yahoo!アドパートナー」に参加する媒体社や、他社のSSP、アドエクスチェンジとの広告取引が可能にするようにプログラマティック分野を強化していく。
また、「Yahoo!プライベートマーケットプレイス」についても公表した。
オプト、インフィード動画自動生成ツール「ダイナグラム」をリリース
オプトは、インフィード動画枠の増加を受けて複数パターンの動画クリエイティブを瞬時に生成可能な作成ツール「ナイナグラム」をリリースした。
KDDI、IoTデータを利用した「KDDI IoTクラウド ~データマーケット~」の提供開始
KDDIは、IoTデータとオープンデータなどの様々なデータを掛け合わせてマーケティング利用を促すサービスの提供を
開始した。
分析には同子会社のSupershipなどが参加する。
【サービス連携・業務提携】
エスワンオーインタラクティブとGRue、データサイエンスのトレーディングデスクへの活用を目的に戦略的業務提携
オプト系のトレーディングデスクのエスワンオーインタラクティブはデータ分析マーケティングを得意とするGRueと提携をしてデータサイエンスのトレーディングデスクへの活用を強化すると発表した。
【資本提携・買収】
フリークアウト・ホールディングス、Messengerチャットボット事業を展開するZEALSの第三者割当増資を引き受け
フリークアウト・ホールディングス、Messengerチャットボット事業を展開するZEALSに8,000万円超の出資をしたことを発表した。
この出資などを背景にZEALSはチャットボット管理ツール「fanp」を正式ローンチした。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。