先週のアドテクシーン:電通、統合マーケティングプラットフォーム「STADIA」の正式版を4月から提供開始
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
【新サービス・新機能】
サイバーエージェントの「AIR TRACK」、O2Oマーケティングツール「AIR TRACK Store Visit」を提供開始
サイバーエージェントの位置情報を活用した行動分析ターゲティングツール「AIR TRACK」は、ユーザーの来店計測とクーポン利用などのアプリ内行動を組み合わせて分析する「AIR TRACK Store Visit」の提供を開始した。
セプテーニ、広告運用最適化ツール「PYXIS」にFacebook「コレクション」対応を先行実装
セプテーニ子会社のセプテーニ・オリジナルは、広告運用最適化ツール「PYXIS」にFacebookの新広告フォーマットの「コレクション」対応を先行実装したことを発表した。
DACの「DialogOne」、LINE上でリーバイス®の会員証を発行できる機能を提供開始
DACのLINE ビジネスコネクト対応ソリューション「DialogOne」は友だち登録のみで発行可能な会員証機能の提供を開始した。第一弾としてリーバイスが対応をした。
「駅すぱあと」、新たなオーディエンスターゲティング広告を提供開始
ヴァル研究所の「駅すぱあと」は、ユーザーの生活圏や趣味趣向を独自にセグメント化したユニークなエリアターゲティング広告の提供を4月より開始する。
電通、統合マーケティングプラットフォーム「STADIA」の正式版を4月から提供開始
電通は、統合マーケティングプラットフォーム「STADIA」の正式版を4月から提供開始する。テレビの実視聴ログデータとデジタル広告配信の連携を強化し、本格的にO2Oを繋げたキャンペーン運用を目指す。
【新会社・新組織】
電通、デジタル広告の開発・運用体制強化を目的にベトナムに「電通テクノキャンプ」を設立
電通は、デジタル広告の開発・運用体制強化を目的にベトナムに新会社「電通テクノキャンプ」を設立した。
システム開発や運用のオフショア拠点となる。
オプト、ワン・トゥー・テン・ドライブとデジタルとリアルが連動した体験を提供する「drop: Phygital Marketing Lab」を発足
オプトは、ワン・トゥー・テン・ドライブと「drop: Phygital Marketing Lab」を発足させた。IoT/AI/ VRなどの技術を取り入れたブランド体験とマーケティングソリューションを提供することを目的とする。
【サービス連携・業務提携】
電通デジタル、ビービットと業務提携
電通デジタルは、デジタルマーケティングにおけるユーザエクスペリエンスの向上支援強化を目的にビービットと業務提携を発表した。
【資本提携・買収】
オールアバウト、日本テレビと資本業務提携
オールアバウトは、日本テレビと資本業務提携を発表した。日本テレビはオールアバウトの約25%の株式を取得する。
日本テレビの中期的なインターネット強化の一環である。
サイバーエージェント、「R25」の運営を行うメディア・シェイカーズを買収
サイバーエージェントは、リクルートより「R25」の運営会社を買収する。
同社が培ってきたコンテンツ制作のノウハウを活かした新たなメディアの創刊を2017年夏(予定)までに行うとのこと。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。